* 雪組 / 凰稀かなめ・晴華みどり / 宝塚大劇場 / 2005-07
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柊さんが、柊さんがぁぁ~。ぜーはーぜーはー
とうとう新人公演に手を出し始めてしまいました。
観劇からだいぶ日にちが経ってしまいました。
(更新日:2005-08-04)
どうも柊さんが気になって仕方ないこの頃。一体いつからなのかとヒモ解いてみると(大した歴史はないが)、スサノオの頃からのようです。と思ったらその前に、甲斐性なしの軍人さん@「送られなかった手紙」の時に、既にクラッときていたようです。
客観的に考えてみると、とんがり顔でもなく離れ目でもない柊さんに、何故こんなにまで惹かれちゃっているのか甚だ謎ではあるのですけど、でもアイドル系(かわいいのだがワザがなさそう)でツッコミどころ満載な月丘テイストな持ち味が私の少々偏った嗜好をくすぐるのでございます。(随所に失礼な表現がございましたことをお詫びいたします。)
さて、このように気になって気になって、いてもたってもいられない状態だったわけです。
前回の「青い鳥なんたら」新人公演のチケットを運良く友の会でGET出来たことに味をしめてみたのですが(?)、新人公演のチケットというものは軽々と手に入るものではなかったのです! そりゃそうですよ、だって入手困難だから今まで見て見ぬフリ(手の届かぬものは望まぬが吉)をしてきたわけですよ。でもさ~、私、柊さんが見たいのよ! しかも今回はなんてったってジャジャジャジャンB役なんですってばよ(ナルト風)、ミズさんが柊さんの手ほどきを…! ヒィー!! と無駄に興奮して絶対見るぞと心に誓ったのでございます。ぜーはー。
でも、やっぱり東京は難しいでしょうな…とわずかでも競争率の低い(と思われる…)大劇場のチケットを血眼になって探してですね、幸運にも定価で譲って下さる方がいらっしゃったのでございます。ありがたやー。その節は本当にありがとうございます(平伏し)。
と、このように必死の思いで手に入れたチケットを握り締めて行ってまいりました。会社には滅茶苦茶うさんくさい休暇理由を叩きつけて逃げてきましたー! だって仕方ないんだもん平日なんだもん!(←いくつなんだ)
ちなみに泊まったのは、ステップイン新大阪というビジネスホテルです。キレイですし、駅から近いので(最初は場所がわかりにくいが)、翌日新幹線に乗ってさっさと帰らねばならない方には結構オススメですよ。つまり「寝るだけ」なら充分ということです。観劇後は余韻に浸りたいのよ…というお方にはちょっとご不満な点があるかもしれませんが。
さてとー、脱線しまくりですが、新人公演。
昼に本公演を見て、前準備はバッチリなつもり。ラストの「ポカ~ン」(私が)から抜けきれておりませんでしたが、免疫がついて良かったとも言えます。
ロレンツォ(凰稀さん)、フランチェスカ(晴華さん)
凰稀さん、初主演とは思えぬ堂々っぷりではないかと。立ち姿もキレイでしたし、歌も落ち着いているし、さすがカキ氷屋さんを営んでいるだけあります(←間違い)
上手いのだけど、スマートにまとまっているので、個人的には「ぐわぁぁ~~(恥ずかしさに身悶え)」的な味がもう少しあると、なお良いかな~と(笑)。
髪型がヘルメットみたいで最初「ん?」と思いましたが、だんだん慣れてきた…。だけど、東京ではもうちょっと変えてみたらいかがかと思います…。
最後のあいさつでフニャフニャになっていたのが意外でございました。女の子なのね。
晴華さんは「ホップスコッチ」の頃から既にどっしりと安定されていたので(笑)、今更何言うこともないんですが。初ヒロインとは思えないです落ち着きっぷりが。本当、華やかで良い娘役さんだなーと思いました。
持ち味がパァーっと明るいので、コメディも似合うのが強みですよね。
カール・ハインツ(緒月さん)
マジメな緒月さんは慣れないですな…。と、失礼なことを言ってみる。
↑まぁ、これは個人的なことでして、緒月さんのカール・ハインツは生真面目で思い込んでしまう性格がよく出ていて良かったのではないかと。丁寧語がステキですね! 部下(大湖さん)とのやりとりが笑えました。
ラストに関しては、脚本の問題なので何も言うまい…。東京で再度見たら、私の考えも変わるかもしれませんし。
ジャンバティスタ(柊さん)
さて、語ってよいですかね?
正直、こんな大きな役がつくとは思っておりませんでしたので(かわいいのに勿体ないなぁと、かなり主観的な感想は持ってましたが)、配役が発表されたときから平常心ではいられませんでした。そして昼間に見た本公演で、ジャンBが大勢口のセンターで踊る場面があることを知り(しかもいくつかありましたよ)、早くも幸せ絶頂期突入でキケン状態のわたくし…。はぁ~、来て良かった! と昼公演のときから既に満足していたのでございます。ミズさんを見るというのも今回の目的ではあったのですけども、それとこれは次元が違うのよぉう!! 柊さんが大勢口のセンターで踊るなんて、この先一生ないかもしれん…(おおっとーモゴモゴ) もう、この幸せを心行くまで堪能せねばならぬ! 決意新たに夜の新人公演に臨んだのです。
新公開始。
ぐわ! 踊ってる! 踊ってるぅ~~!!
手足長いからダンス得意なのかと思っていたけど、そうでもないのかしら?(アワワ)
でもオペラで覗くと柊さんしかマルに入らないから、フリ遅れとか全然わからないからじぇんじぇんOK!!
そうです、私は群舞でもひたすら柊さんをピンスポで追っていたのでございます。だって昼公演でミズさん追っていたから立ち位置チェックバッチリだったも~ん! なんだか何かと頼りない「かつての友人」ですが、もういいのよぅ! かわいいから!
驚きだったのは銀橋ソロでの歌声ですよ。勝手に「歌はちょっと苦手なの」認定をしていたのですが(困ったものですね)、sing a songもなかなかいけるじゃないの~。しかも良い声していらっしゃる。意外性を突かれてお姉さんはもうメロメロです。一気に消耗して、エ、エネルギー残量が…。ピコーンピコーン。でも負けない! 最後まで見るのだ! 柊さんは別腹なのだ!(最早自分で何を言いたいのか判らない)
エンマ(涼花さん)とのラブシーンも良い感じです。スレンダー男役&丸い娘役(この際表現方法についてはとやかく言わないように)という超絶ナイスな組み合わせで既に「Good job!」認定ですが、何というか初々しいかわいらしいカップルで。正直「昔の男とヨリ戻しましたのよ」的ムードは感じられなかったのですが(むしろ「今ボクは初めて恋を知りました」)、もぅ~何でも良いっす! カジノでの「ちょっと遊んでくる」はまるでメンコかヨーヨーでもしにいったみたいな風情ですが、それもまたヨシです。とにかく、弾ける若さ! きらめく青春! なジャンバティスタにイチコロでございました。
はぁ~、幸せ…。はるばる行った甲斐がありましたわー。
(※ 客観的判断がまるで出来ていないことは自覚しております!)
エンマ(涼花さん)
かわいいなぁ~、デレデレ。
マダム~味は少々弱い気もしましたが、謎めいたミステリアスな雰囲気が良く出ていたのではないかと。歌声がちょっとハラハラしましたが…。
もうちょっと若い年齢設定が似合うと思われるので、今後に期待。今回は良い経験になったのではないでしょーか。
エルコレ(沙央さん)、ジル(早花さん)
物語進行役のお2人。
本公演(壮さん&山科さん)よりも、「エルコレ←ジル」の図が色濃く出ていたような印象です。照れて逃げ出すジルがかわいいのだ~。
そんなジルを見たエルコレのセリフ、
「かわいいねぇ」(低音)
お、おやじがおる! 妙に貫禄たっぷりなエルコレに、私の心は嵐に翻弄される小鳥のようです(謎)。場内に、「……ハハハ…」と少々ためらいがちな笑い声が起きたのも印象的でした。皆さんちょっと衝撃的だったのではないかと(笑)。今後の彼の成長が楽しみでなりません。
他の方々。
真波そらさん、フランチェスカのお兄さん役。酔っ払いっぷりがステキ~! 心を入れ替えたあとの、シャッキリとした軍服姿がまたステキでした。ウットリでございます(笑)。本当キレイな顔ですなぁ…。もっと活躍して欲しいなぁ。
ミランダ、大月さゆさん。セリフ回しとか上手いですね~。メイクがもっと華やかになると更に良いかな~。
レジスタンス仲間。(お名前不明)。とにかく印象的な方々。1人、轟さんのミニチュア~みたいな方がいらしたのですけど(髪型が…)、どなたなのでしょうかー。
以上、印象強かった部分のみ…。
ストーリーにはほとんど触れておりませんが、そのあたりはご容赦くださいな。