「オグリ！」
「薔薇に降る雨」「Amour それは･･･」
について。
かなり日が経ってしまったので、サラッと。（短いです）
「オグリ！」
わたくし、キムシン作品は何のかのと文句を言いつつキライになれないのですけど、今回は…すごく出来が良かったと思うわ～。面白かったです。舞台装置のオニなんとか（失念したが、ウマ）の目が光るところが良かった（笑）。
とにかく壮一帆さんが良かった（何故かフルネーム呼び）。壮さんは観るたびに、オーラが増していますなあ。
オグリさんは、すさまじいほど精力絶倫な男で（たからづかの感想としてこの表現はどうか）、妻の候補をとっかえひっかえして、仕舞いにはヘビともヤッちゃうんです（…）。で、何のかのとあって最後は照手姫とハッピーエンドなのです。潔いほどに簡略化したあらすじをお届けしました
照手姫役の野々すみ花ちゃんの、献身ぶりが泣けます。オグリさんと、この照手姫との間の愛が、いまいち伝わってこないのが難点といえば難点か。彼は甘いムードが出せない人だわね（笑）。どんなときも「得意げ」。ラブシーンが不得意な男、壮一帆。そんな彼が大好きです。
「薔薇に降る雨」
ジャスティン（大和さん）とイヴェット（陽月さん）がハッピーエンドなのは、良かったねえ～！ と思いました。
だがしかし、主役よりもサブの方々のほうが魅力的であり、共感を呼んでしまうのが、マサツカ作品なのであります。ヘレン（美羽さん）が…、切ない…！ ヘレンは現実的であり、堅実な人生を求めている。そんな彼女に対して、（ヘレンにとっては）突拍子もない計画を持ちかけるジャスティン。確かに、彼は彼女のことをちゃんと見てないですよねえ。彼の目は見ていない～わたしを～♪ …。今までガマンにガマンを重ねてきたイヴェットは、ある意味世間知らずだし、抑圧の反動があるし…、衝動的に一緒に旅立ってしまいたくなる気持ちはわかるような。
他の登場人物は、正直なところあまり見せ場がなくて、残念でした。退団者も多かったので、もっと活躍させて欲しかったですなあ。
「Amour それは･･･」
「スパークリング！（はじける笑顔！）」しか記憶に残っていません（笑）。