赤坂ACTシアター、9月13日に観てまいりました。
カプコンさんとたからづかの夢のコラボ、逆転裁判ミュージカル第2弾です。
主題歌が、テンション上がりますなあ~。たからづかの曲なのに、「逆転裁判」の曲なのです。
舞台で使われている音楽も、ゲームをやったあとに聴くと(といっても1作目しかやっていませんが)、更にイイ! 楽しい!!
始まりから終わりまで蘭とむさんだけを見ていたといっても過言ではないのですが、ンモーーとにかくステキでステキで恥ずかしくて何度も悶え死にかけました。蘭とむさん最高!
物語は、前評判通り、ちょっとアレというか何というか(笑)、続編であり、前作の重要ポイントである「レオナとの復縁」関連のエピソードを外せはしないのだがでもレオナは居ない(涙)という、どうにもできない問題をなんとかがんばってやりくりしました、みたいな出来。・・・既に自分で何が言いたいのかわからなくなっていますが。
レオナ役を別の人にあてる手もあったと思うんだけど・・・、でも物語の主題(鈴木先生の狙い?)はそこではなく。・・・「天まで届け」思い出した。1シリーズ目で、主人公が先生と結婚するところで終わるんだけど、2シリーズ目では先生はもう亡くなっちゃってるの。先生役の竹内力サンが何らかの事情で出演できなかった、という大人の事情に違いない、と子供ながらに想像したのであった。相当前の、花王・愛の劇場の話です、申し訳ない。
何が言いたかったんだっけ。
鈴木先生にとっては、レオナはレオナでなくちゃいけなかったのです。ニックがニックでなくてはいけないように。たぶん。
・・・。
相変わらず、考えていることを言葉にするのが下手なわたくし。
とにかくですね、色んなところで「ん?」な部分はあったけれど、総合的には「蘭とむさんがステキだから何でもOK!」ってことです。超ーー楽しかった。今年最高の作品だった。(今年はあまり本数見てませんが!)
登場人物について語る。
ニックさんはあとに取っておいて、まずはエッジワース検事。悠未さん。
エッジワースだった! 想像をはるかにこえるエッジワースだった! ・・・ビジュアルは(笑)。
セリフの言い方が、ちょっと悪役ぽいのが勿体なかったなああ~。ルイ・アントワーヌ・レオン(@A/Lね)の、本性バレる前状態のちょっと冷静版(難しい)ぐらいがよかったと思うんだけど。単に私がルイ・アントワーヌ・レオン好きだからかもしれないけど(笑)。でもとにかく、すごく良かったっす。
ヒロイン?のルーチェ。純矢ちとせさん。
軽く人格破綻しているヒロインです(笑)。なんだかなあ、主役(ニックくん)とは絡まないんだけどヒロインなのだ、というところをちょっとアピールしようとしたけどなんかヘンになっちゃった、という感じ。とどめは、終盤にローランドさん(恋人)が逮捕されたあと、ニックくんに向かって「私、レオナさんになれるかしら!」発言。・・・まあ、ローランドさんはやむを得なかったとしても罪を犯してしまったわけだし、あっさり冷めちゃう女心は理解できる。でも、たからづかのヒロインがやってはいかん(笑)。ニックくんは適当なこと言ってなだめてましたが・・・(笑)
ローランドさん。七海ひろきさん。
ルーチェの恋人。都市開発?の仕事をやってます。結果的には殺人犯になってしまったわけだが(未遂だが)、その事情がどうにもせつなくて・・・。はぐれ刑事純情派みたいな感じなのよ(伝わりにくいか?)。やるせない。でも考えなしなことに代わりはないので、そこのところはお灸を据えてやってください(笑)。
フランジスカ・ヴォン・カルマ。藤咲えりさん。
いままでほとんど認識なかった方なのですが、オンナっぷりがとても良かった! たまにセリフが早口になってしまって、もうちょっとかなあ、と思ったのだけど、彼女は「少女」の設定なんですねえー。その設定を知ったとたん、滅茶苦茶かわいく思えてきました(笑)。衣装もかわいかったし、最後のつんでれ場面(笑)では、ココ(エッジワースとフランジスカ!)でロマンス発生か?と一瞬思わせましたが、・・・ロマンスというよりは娘と見守るお父さん、みたいな感じでした・・・
マヤちゃん、ディック刑事、カメラマンのおねえさん、裁判長など、1でおなじみのキャラも登場。でもファンサービスみたいな感じで、そこまで魅せ場はなかったですねえ。
さてさてさて、ニックくんですよ!
キメポーズのときの、顔の一部分(くちとかほっぺとか)がどこかに飛んでいきそうな激しいタメがたまらんです。私服のセンスがアレなところが1作目と同じ(笑)。何ですか、あのシマシマとチェックのコラボレートは。紫のセーターよりはマシでしたけど。でもそこもニックくん。センスが良いニックくんはニックくんではない!
で、本編中も勿論悶えまくっていたわけですが、特筆すべきはやはり、フィナーレであると考えます。
1作目よりも、本編→フィナーレの切り替えレベル(?)が大きかった! 1作目は、「たからづか初心者にも優しく」を徹底していたのでしょうか。切り替えつつも、それでも「フェニックス・ライト」でした。でも今回は、「フェニックス・ライト」から「蘭寿とむ」に明確に切り替わりました。いやむしろ、「フェニ(省略)」から「蘭寿とむ・本気バージョン」に切り替わりました。ギラギラぶりがハンパなかった。
随所で語られておりましょうが、最後の真っ赤なライトの中での「蘭とむさんリサイタル」は・・・。もう、あのとき我々はどうすれば良かったのか、今でも激しく悩みます(笑)。しまいには、
真っ赤なライトの中で腰をくねらせながら
「アハァァァン・・アハァァン・・・・」
私はオペラ越しにくぎづけになりつつ、荒ぶる鼻息を必死にこらえつつ、・・・。耐えに耐えまくりました。体温4度くらい上がったに違いない。終わったときには汗だくであった。
私たちはあのとき、試されていたのです。こんな生き物(笑)に、ついてこられるかっ!!・・と。
はあー、蘭とむさんって何てステキなんだ。ホントとんでもないですよねあの人(笑)。でもそこがたまらんのです。