今となってはおぼろげすぎる記憶でございますが、今更ながらに宙組公演の感想など。
「カサブランカ」
開演前、姉に「どんな話?」と訊いてみたところ
そんな昔のことは憶えていない…
そんな先のことはわからない…
君の瞳に乾杯
そんな話だ、ということでした。そ、そのセリフなら私でも聞いたことある(何かの漫画でだけど)
実際にこのセリフが出てきたときにはつい笑ってしまいました。この作品には欠かせないのね。
そしてどんな物語だったかというと、男がイキがって強がって終わる、というものでした(←絶賛)。さすが原作があるだけあって、きちんとした物語でした(←失礼)。ゆーひさんがたまらないほどかっこよかった。
最後は主役が死んでしまうのかと思ったのだけど(今は懐かしきカスミラの幻影)、単に強がるだけでした。ちょっとかっこわるい。でもそこがかっこいい。
朝チュン場面(古臭い言い方かしら…)はもうちょっと、こう、アレして欲しかった気がいたします、もにょもにょ。記憶がおぼろとか言いつつこんなところだけ文句つけるってどうよ。
らんとむさんはというと、なんというか特にクセのない役でござった…。らんとむさんらしいと言えば、酒場で合唱の指揮するときの手首のクイックイッと、レジスタンス(だっけ)群舞の中央で腰をクイックイッのところ。癒された。とにかくキャラとしては滅茶苦茶良い人であった。
まとまらないまま終わり。
「シャングリラ -水之城-」
あらすじを読んだときから「なんというかひとふたむかし前の少女マンガっぽい」と思っていましたが、実際そんな感じでした。それはつまり、我々以上の年代の女子にはかなりハートがきゅんきゅんしてしまう物語なんではということであります! 非常に面白かったです。蘭寿さんはまた捕まっていた。
わたくし実は途中までまったく気付かなかったのですが、ゆーひさんが「ソラ」、蘭寿さんが「ラン」、北翔さんが「カイ」って芸名からきてたのね。いやもうほんと全く気付かなかった。「ランって女の子みたいな名前だなあ~」とかのん気に思ってました。
ゆーひさんはこういうファンタジックな扮装が滅茶苦茶似合いますな。そして蘭寿さんはなんでひとりでファンタジーからかけ離れた扮装をされていたのでしょうか。サラリーマンにしてはツヤっぽいスーツでしたが、かといって何かというとよくわからない。前髪ひとすじがこだわりなのでしょうけど、両親や旅芸人仲間と比べても何故か異色。レジスタンス(←また?)仲間に影響を受けたのかと思いきや旅立つときからサラリーマン。ううむ、でも蘭寿さんだから何でもステキです(笑)。
話の展開としては少々ご都合主義的なところもあるんですが、いいんですファンタジーですから。はぎおもと先生とかいつきなつみ先生ぽいけど(まーじなるとかおずとか思い出した)いいんですファンタジーですから。最後もわりと後味が良かった。押しの弱い強がる主人公…(笑)。ゆーひさんはこういうの似合いますね。野々すみ花ちゃんはかわいいなあ~。あまりコメントしていませんが観劇のたびに強く感じております。ラブですラブ。
すっかり宙組に特化して観劇しておりますが…
次はいつ観られるかというとよくわからんのでございます。トラファルガーと銀ちゃん観たい。というか銀ちゃん観たい。観たいよう。