全ツの配役も発表されたことですし、今更ながらにバレンシアのメモでも。
初見時に「ん?」と思ったセリフがいくつかあったので挙げてみます。
ホント今更ですいませんです。
・「今では優雅なご隠居になっております」
優雅だったかのんきだったか、記憶があやふやなのですけど、注目すべきは「ご隠居」のところ。なんか、蔑み口調なセリフなのに、何でそこだけうやまっちゃってんの?(笑)と、感じてしまうのでございます。個人的感覚では、「今では優雅な隠居生活ですよ(吐き捨てるように!)」ぐらいのうやまいレベル(?)で充分なんじゃないかと思ったり。
・「ラモン、剣を貸してあげろ!」
これがフェルナンドの優しさなのかもしれませんが…。剣を貸すのがどうと言っているわけではなく。一応領主だから「貸してやれ!」とは言えないということなのだろうか。
・「あまり神経を立てるな! はーっはっはっは」
神経を立てる…って、聞いたこと無いなーと思いまして。いや意味はなんとなく解るのですけれども。
→…うーん、一応こういう使い方もある…のかな? もうちょっと調べてみます
・「はーっはっはっは!」
ええと、フェルナンド君の笑い声です。ルカノール氏よりむしろ君の方が悪役なのではないかと思ったりするのですが。人殺めて笑ってるんだものねえ。最近の若者はおそろしいぜ。
・レオン将軍と、父の死の真相を知ったフェルナンドの会話
「これからどうするのかね」
「考えます」
「私に考えがあるのだが」
「承ります」
……フェルナンド君、少しも考えてないです。
・「聞かれた以上、このまま帰すわけにはいかぬ」
「どうするっていうんですかい!」
「どうだ、仲間に入らないか」
……甘いぞ、フェルナンド君。ぼっちゃん育ちだから仕方ないのか…。この甘さで、よくぞ黒い天使作戦+クーデターが成功したものだと感心してしまいます。
・セリフじゃないですけど、しばらくの間
「バレンシアの~ために~♪」(抑揚無く)
とボソボソ歌う、という行為が自分内で流行しました。主に通勤時。
この作品、最初見たときは、誰も幸せになってない…と呆然としたのですけど、よくよく考えると、フェルナンド君だけは仇も討ったしマルガリータと晴れて結婚できるしでウハウハなんですよね。一方で、ロドリーゴ…(涙)!シルビアの最後の行動は、あれほどまでに恋人を焚きつけておいてあんまりでないの、と思ってしまうのですが。かわいそうな人なのですけどねえ…。私がロドリーゴびいきでラモンびいきだからそう感じてしまうのかしら。
どうでもいいことですが、宇都宮で「星影の人」をVさんとご一緒したときに、「土方さんの剣さばきがステキだ!」と盛り上がり→「剣の振りだけでなく足まで力が入っていた!」「表情のつくりかたも真に迫っていた!」→「フェルナンド君に教えてさしあげねば」という結論になりました。……だってフェルナンド君、常に悠々としていて剣さばきにメリハリがなくて、ちっとも剣が強そうじゃないんだもの。
そんなフェルナンドが、いいのよ~(←フラスキータ調で)