夢の浮橋のメモ。
今となっては記憶がおぼろげですが、その分「これが!」「ここが!」という部分のみ残っているので…
それ以前に世の流れからの遅れっぷりが凄まじいのですが勘弁してくだされ。
まとめると、「とにかく良かった」です。芸のないコメントですが。
物語と登場人物、音楽も、すごく良かった。特に印象強いのは、まずは光源氏ですね。クグツの場面が特に。寒気がしました。
そして薫。こういう不器用な人に愛が募ります(笑)。真面目すぎるほど真面目なの。悪気があってやっているわけじゃない(匂宮→浮舟のことを報告する、とか)。そして何かをきっかけに、気付くのですよね。人間の深みというか…、安っぽい表現しか見つからないけど、心うらはら~なところとか、理性だけではどうにもならない、魂の部分とか。
匂宮(瀬奈さん)は、クグツ衆の人たちに「(武器を)返せ」と言って追いかけているところの声がたまらんかったです。←なんて局所的な(笑)。瀬奈さんはこの時代の扮装が似合いますよね~。ハマりすぎてて恐ろしい程じゃ。夕霧(@あさきゆめみし)や大海人皇子(@あかねさす…with春野)の頃は自分内瀬奈ブーム全盛期であるため、懐かしいやら何やらかんやらで心かき乱されました。しかもこのお色気大将ぶり。なんたることか。
浮舟のしずく嬢…、ちょっと表情がわかりづらいのと、キャラクター的にあまり共感できないため(あくまでも物語の中でのことですよ)アレでしたが、ちゃんと存在感があって良かったと思います。
城咲あい嬢の役は、大野先生がうまく描いたなあと。(←偉そうな書き方で失礼)
物語上のヒロインである浮舟よりも、こちらの役の方が、「今の城咲嬢がこなせる役」だったと思う。この物語のキーは、クグツの源氏の君と、城咲嬢の役であったと思います。…役名忘れちゃっててすいません。