映画「誰も知らない Nobody Knows」を見てきました。
監督:是枝裕和、主演:柳楽優弥。シネカノン有楽町
短めです
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どうにも居た堪れない気持ちになる作品でした。
実話がもとになっています。
母親が、4人の子供を置き去りにして家を出てしまった、という話。
子供たちには戸籍がありません。だから学校にも行けません。周囲の家には、子供は長男(小学校6年生)1人だと伝えてあるので、あとの3人の子供たちは、家から出ることも出来ないのです。
長男を中心に、なんとか寄り添って生きていこうとする子供たち。
小さな子供たちの強さに、ただ涙を流すのみです。
主演の柳楽優弥くんの成長、そして貫くようなまっすぐな視線が印象的でした。長女役の北浦愛ちゃん。演技とは思えない演技(←?) 手の小さな動きからも感情が伝わってくるようでした。次男の木村飛影くん(この子の名前の由来が気になる)、清水萌々子ちゃんもとても良かった。とにかく子供たちが素晴らしい作品です。
もう一度見たい。
でも、見るにはものすごくエネルギーが必要な映画だと思います。