* 雪組 / 音月桂・凰稀かなめ・白羽ゆり / 東京宝塚劇場 / 2005-01
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新人さんとは思えない…素晴らしい完成度だと思いました。
鈴木圭先生、大好きだー!(笑)
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このようなプレミア公演(?)にはとんと縁の無い宝塚人生なのですが(比較的競争率の低そうな公演しか狙わないので…)、今回は幸運にも、本公演にそこまでいれこんでなかったということと(アワワ)、柊さん目当ての気の迷い(?)によって、幸運にも当選することが出来たのでございます。
さっきから日本語がすごくヘン。
ともかく柊さん! 柊さんがみたいのだ!
漫画家みたいな名前と友人は言っていたが(何となく年齢がばれる)、確かに印象的な名前です!
しかもかわいいんです顔が。顔! 私は顔から入る女です
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さて、本公演を先日見たときは、あまりの品のなさに少々げんなりしてしまったのですが、何故か新公ではそんなことがなく。(あるにはあるのですけどね)
1回見て、免疫がバッチリついたってことなのでしょうかね。
それでも、新公担当の鈴木圭先生は、この品のない芝居を(何度も言ってすみませんが。石田先生の作品でも好きなものも勿論あるのですよ!)、なんとか上品にしようとがんばったようでした。
人情芝居だったのね。
泣けた… そうかーこれは泣けるお芝居だったのですね!
ジェイク(音月さん)、ケイト(白羽さん)
お2人とも、何度も新公主役をこなし、本公演でも重要なやくどころを演じていらっしゃるので。…もう新人とは思えないほどの出来ではないかと。
セリフも聞き取り易いし、お芝居も良かった!
音月さんは、本当に何でもこなせるお人ですなあ~。
歌声が好きですな。素直な伸びやかな声で、そしてとても明るいのです。
何でもできるのに、首がちょっと短めなのがまた素敵です(と姉が言っていた)(おしつけ)
マザーにすがるところ、泣けた…。良い場面でした。
白羽さんは、ほんわ~としすぎだったかしらと。
もう少しサバサバした女の子の方が私の好みだ!(アナタの好みはどーでも)
シモーヌ(山科さん)と恋愛話で盛り上がるところ、お2人があまり仲良く見えなかったのが(アワワ)残念。会話のテンポが合ってなかったのかしら…
綺麗な方なので、何着ていてもお似合いで素敵でしたなー。個人的には、本公演のブレンダ役の方が持ち味に合っていたような気がします。本役さんなので当然といえば当然なのですが。
同期なだけあって、息ピッタリな感じが微笑ましかったです。
フィンセント(凰稀さん)、シモーヌ(山科さん)
出た! 身長差カップル!(大興奮)
いやいやいや、もうエヅラだけで鼻息荒くなってしまいましたよ。
凰稀さん、山岳救助隊ルックのときはおひげもじゃもじゃのクマ男でいらっしゃいましたよ!
ああ、端正なお顔になんてことを~。
そして、後ろで束ねた髪がこだわりポイントのようです。おひげはもじゃもじゃでも、後ろ髪のトリートメントはばっちりさ!
会社に復帰したあとは、徐々に短くなっていく後ろ髪…。芸が細かいのう~。
銀橋の歌が良かったですよ…。じっくり聞いたのは初めてですが、良い声してるじゃないの! このまま素直に歌っていって欲しいものです。(不思議なコブシとか取り入れなくてもいいのよ~)
シモーヌは、「空手が強い女の子」ではなく、元気良く声がでかい女の子? になってました。よくわかりませんでしたが多分こんな設定だったのではないかと。
そして、2人並んだ姿がたまらんのですよ。
もう、たまらない! ロマンチックは止まらない!
デニス(緒月さん)、ブレンダ(晴華さん)
また出た! 身長差カップル!!(思い残すことはござらん)
はああ… 何なんだ…。私を高血圧で死なす気ですか~。
晴華さんはそんな小柄なわけではないのですが、緒月さんの背が高いので。
緒月さん、この豪快さが素敵だ~。割に「情けない役」のイメージが強い緒月さんですが(笑)、ブレンダお誕生日の場面は良かったです。良い男じゃないの!
ブレンダのお誕生日の演出は:
ブレンダは泥パック(?)はせずにそのまま出て来て
→Happy Birthday♪ を歌い
→ケーキにロウソクをさしてシャンパンの栓を抜く
→静まり返った部屋に「ポンッ」という音が鳴り響く
→色々こみ上げてきて「デニス~」
→デニス登場! ついに想いが通じ合った2人… そのまま顔を寄せ合う(良い~雰囲気)
→デニス、ブレンダの涙を指ですくってぺロリとなめて、「しょっぱ!」
→ブレンダ「もー、なんでこんなときに!」と怒る
→デニス、ブレンダを抱き寄せて目元にキス → 幸せ~(暗転)
…という感じでした。正直、こっちの演出の方が好きですわ! クサイけど!(笑)
そしてブレンダちゃんの晴華さん。なかなかグラマラスなお嬢さんで、ドキドキしちゃいましたわ…(笑)
「ホップスコッチ」の時から、上手い人だなぁと思っていたのですが、今回も良かったですな。セリフが聞きやすくて、仕草もかわいらしかったです。うーん、素敵! 何と言っても笑顔が良いですな~。
緒月さんも晴華さんも、陽性オーラの持ち主なので、とにかくパァ~ッと輝いていて、とても素敵なカップルでした。
ミルボン(沙央さん)、スーザン(涼花リサ)
出た! 身長差ナシカップル!!(結局何でも良いみたいです)
沙央さんは歌声が堂々としていて良かったですな~。
2人のなれそめ(落ちた書類を2人で同時に拾おうとして偶然手が触れ、ハッ! みたいな感じ)が面白かったです。これに限らず、小芝居がいたるところで繰り広げられていてとても面白かったですよ。スサノオの時に学んだのですかね…(遠い目)
スーザンのスカートが日に日に短くなっていくのがドキドキでした(笑)
マーチングバンドがリハーサルをやる場面、皆がボンボンを持ってチアリーダーがリハーサルをやる風になっておりました。確か本公演だと、鼓笛隊みたいなのが出て来ていたようなあやふやな記憶があるのですけども。
スーザンが色んなところで目立つ演出になっていて、これは鈴木先生の趣味なのかなと(笑)
おじさま方。ジェイクの父親役の奏乃さん、鳥占いの老人役の沢音さん。顔つきや声はやっぱり若々しいのですが、しっかりおじさま役でしたよ。奏乃さん、怒って息子を殴る場面、とても良かった!
ジェイク父の再婚相手役の麻樹さん、マザー・フローレンス役の舞咲さん。このお2人にはもう脱帽です…。何なんだこの落ち着き具合は~。実際、見た目は若いのでおばさまには見えないのですが、セリフの話し方とか、情感があってすごく良かったっすよ…。雪組は役者ぞろいですな~。
悪ガキピエールの父親、貴船さん。掃除(?)をしているケイトのもとに登場するとき、ピュ~ピュ~と口笛を吹いてキザっている姿がとても素敵でした(笑)
悪ガキピエールの宙輝さん、いじめられっこミシェルの大湖さん。うむ、子役に見えるぞ(笑) 宙輝さん、やたら似合っていらっしゃいましたなぁ。
ユルバン先生、柊さん! キャー、出ましたよ柊さん! …とても情けないおじいちゃん先生でした。しぐさが面白すぎ…(笑)エンディングでも、リュックを背負って怪しい動きをしておりました。一体どんな先生だったのやら。ほかの場面では若人役で出る場面もあって、ジャケット着て踊ったり、キャンプルック(?)着て踊ったり。かー! かわいいじゃないの! 見ることが出来て良かったわー。
赤い服の女、谷さん。本公演では悠なお輝さんが、わりに強烈なお姉さん(?)を演じていらっしゃいましたが…。谷さん、何か狙っているのかもしれないけど、普通に綺麗なお姉さんなのだ…(笑) 客席も反応に困っているムードが漂っていたような。だって綺麗なんだもの!カツラ取ってもやっぱり綺麗なお姉さんでした。声は野太かったけども。そういえば声初めて聞いたかも…。
個人的注目株は麻倉ももこさんなのですけども。今回大きな役はもらっていなかったのですが、キャンプ場面の谷さんとのデュエットが~。美男美女だなこりゃ! あと通行人? のときのショートカットがかわいかったです! ショートカット大好き!大勢口の場面では、柊さんサーチの次に麻倉さんサーチに勤しむ私でありました。
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新人公演とは思えない完成度ではないかと。
本当に、見ることが出来て嬉しかったですー。幸せ~。
脚本に免疫がついたというのが大きいのかもしれませんが…それでも、本公演よりも良かったかも…なんちゃって~ あっはっはー
鈴木圭先生のナイス演出に私は惚れました! 大好きだ~!
鈴木先生、今度はいつ作品作ってくれるんだろう…。首を長~くして待っています。
ともかくとても楽しい観劇でした!