* 山口祐一郎 ほか / 帝国劇場 / 2006-08
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1度目はチケットの日にちを勘違いしていて見られず、リベンジ観劇。
「急用(というか自発的につくった用事なのだが)で早退します!」
というわけで、先日のリベンジ、ダンスオブヴァンパイアを見に行ってきました。
このまま諦めようかとも考えたのですが、ここで見逃すと当分精神的に引きずるな~と思い、また前回の失態に関しては金銭的ダメージがないので(カード払いだから)(その考え方キケンよ!)、行かねば~とわたわたして、なんとか見ることができました。
まだ、神は私を見捨ててはいな~い!
(来年の死神様にすがっております)
チケットの余裕はありそうだと、公演が始まった当初はゆったり構えていたのですけども。月末で楽ということもあり、気付いたら激戦になっていました。いつの間にか完売しているし。
さて、一番の目的であったアルフレート・泉見洋平くんですが。
おお、やはりマリウス(@レミゼ)でなくとも好みであった!
髪がポスターにあるようなクルクルぱーまではなかったのは残念でした。見たかったのに。2ヶ月もあったのでのびてしまったのでしょうか、それとも汗をかくからカツラはやめたのかな。地毛でしたよね? おそらく…。
泉見くんは、まさに滝のような汗をふりまきつつ熱唱していて、その暑苦しさに私はクラクラでした(ほめています) 爽やか歌唱がたまりませんな…。
かわいいなあ、でも多分浦井くんの方がほとばしる若さは勝っていたのかもしれないですけども(もごごご)
教授の市村さん、ステキでしたな~。何だろうかあのオチャメさ(笑)は。
まゆとヒゲで表情がわかりづらいのですが、その姿でコミカルな仕草を連発するのですよ。本当ステキなおじいちゃんでした。歌声は初めて聞きましたが、朗々としていてとても良かったです。
そして、今回おそらく一番話題になっているであろう、美味しい(?)役の吉野圭吾さん。
ぱんつまんだ…。ぱんつまんがおる! (単に、ぱんついっちょの人のこと)
声も良いけどダンスが格好良いですなあ…。あとおしり(何か疑われそうな視点)。
あー、良いもんみた(笑)。
彼(のおしり)目当てに通ってらっしゃるお客さんは絶対居ると思います。
次は「AKURO」に出演されるのですねえ。おっとその公演、行く予定のものではないですか! 今さん目当てでチケットを手配してもらったのですが、吉野さんもしっかり見てこなければならんね(ギラリ)(次回もぱんつまんを期待しちゃダメよ!)
物語は、えーっとえっと。
天下のミヒャエル・クンツェなのですけどねえ。
どうも、ヴァンパイアものは誰がつくってもパターンが限られてしまいますね。(と、ライフのヴァンパイアものを見たときにも思った)
重くなくてお気楽テイストな展開なので、観劇後の気分も爽やかで個人的には大好きなのですけども。シリアスにしすぎちゃうと、「吸血鬼」なだけにズッシリしすぎちゃうのかしらね。それで、ついついパターン化してしまうのか…
それとも水戸黄門論理(そんなものがあるのか)みたいに、決まりきった展開でヴァンパイアファンは安心するのでしょうか?
ううむ。相変わらず無茶苦茶な論理展開だ。そもそも論理にもなっていないですが。
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クロロック伯爵。あまり健康そうでない顔色で(笑)、どーんと存在していらっしゃいました。
歌はやはりさすがです。
翼をつけて吊られている様子はちょっとアレでしたが…(背後のクレーンを見つめつつ)。
サラもそうなのですけど、イマイチわからなかったのですよね。存在意義…というか、目的というか…。
何か歌っていたのかもしれないが、よく聴こえてなかった。あ、私が悪いのか。
とりあえず、
「おいら、ヴァンパイアだよーん! 不気味でしょ?」
と登場してみました、みたいな感じで。
サラも、ただの頭の軽い娘のように見えてしまいましたし。色々と悩みはあるのだろうけど、何だかなあ。私の目線がアルフリートびいきだからそう見えてしまうのでしょうかね。でも、演出の問題の気もするのですよね…。雰囲気があまり伝わってこなかったというか。「軽めの雰囲気」が狙いだったのかしら。
結論としては、深みは求めず、ただお気楽に楽しむべき作品なのでしょうな、と感じました。
物語はそんなに面白くなかったのですが(おっとハッキリ言ってしまった)、アルフリートと教授がやたらにかわいかったのと、ヘルベルト(吉野さん)にイチコロにされて大満足でしたので、星5つで。あと秋園さんの姿も拝見することが出来たのも嬉しかったですな。(フィナーレでは、とんでもなく大きなカツラで楽しそうに踊ってらっしゃいました♪)