「赤と黒」のメモ。
以下、観劇直後に書いたもの↓
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いや~、良い運動となりました
(総武線が止まっちゃっていたので山手線の駅まで歩きましたわ…)
「赤と黒」、観て来ました。
原作の記憶は遥か彼方で、相当おぼろげでしたので、新鮮な(?)気持ちで楽しめました。
たからづか化したせいなのでしょうが、重いのだか軽いのだかよくわからないつくりですな(笑)。いやいや面白かった。
まずつっこみたいのは1幕の最後、パリ進出に気合いを入れるジュリアンが、「どこまでよじのぼっていけるか…!」と息巻くところです。自尊心超ハイクラスのジュリアン君なのに、やけに謙虚なご発言。何故だかわかりませんが、壁に点在するカラフルな突起に必死にしがみつくジュリアン君の姿を思い浮かべてしまいました。「のし上がる」などオススメしたいところです。
…些細な部分に引っ掛かって、大局を見られないのは私の悪いクセだ。
ええと。
ジュリアンは、基本的には自分の夢(野心?)に向かってがんばって生きているのです。レナール夫人に対しては、純粋な恋心を抱いて…いたのでしょうなあ、後から考えてみると。観劇直後は、最後の「私は恋のために生きたのだよ」的な歌に違和感がありまして。↓
レナール夫人を撃ってしまった理由として、「恋」はないと感じたのですよ。かといって「己のプライドと出世のためならコロシだってやるぜ」なんて歌詞はたからづか的にはふさわしくないということなのでしょうか(鷹~はそんな感じだった気もしますが)。「オレの情熱が~」みたいな感じであいまいにしておいても良いのではないかと。
↑…と、思ったのですけど…。
屈折しているようで、驚くほど純粋に生きて、あのような結末になってしまったのでしょうなあ。彼は。
あそこまでストイックにならんでもとも思いますが(笑)。ねねちゃん(が演じた役)に対する想いは、まだちょっと消化しきれてないので、機会があったら語ろうと思います。
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……。
upするタイミングを逸してしまってましたが。
ここから追記。
最後の、恋がうんぬんの歌について、「納得したーっ!」と思うときと、「いや違うだろ」と思うときと、交互に襲ってくるのです…。というわけでうまくまとめられず。結局は、ジュリアンは極度の恋愛体質だったと考えるのが妥当ですかね?(うーむ…)