「DRACULA -ドラキュラ伝説-」について。
健サマ人気が全く想像つかなかったので、ものすごく張り切ってチケットとったのですが(先行の先行発売くらいで)、満席というわけではありませんでした。初日開けてすぐだし、平日の夜だからですかね。驚いたのは、ロビーのお花の数。あんなに並んでいるのは初めて見ました…。壮観でした。胡蝶蘭! バラ! 1個くらい持って帰っても問題なさそう。とにかく健サマへのお花の数がすごいんです。顔広いのですなあ~。さすがだわ。紫吹さんへのお花の数もすごかった。
ブラム・ストーカー原作のこの話、スタジオライフ版を過去に見たことがあるのですが。
・・・全く違う展開でございました。マツケンを、男が好き~な役どころとかいかにもバケモノみたいな役どころには出来なかったのですね~(ファンの方は結構喜ぶような気もするんだけど)。さすが藤井先生、スターを如何に扱えばよいのかわかってらっしゃいます(笑)。ライフ版では、伯爵→ジョナサンへのラブがかなり印象強かったのですが、今回の話はひたすら伯爵は良い人で、しかも血を吸う場面とか人を害する場面もなく。健サマがご乱心する姿も見たかったですな(笑)。
物語としては、全体的にテンポよく、ところどころバカバカしくて(笑)とても楽しめました。たからづかを見慣れた者にとっては、場面展開とか非常に馴染みやすかったですな。最後、愛する二人が何故か血の色の衣装で昇天(なのかな?)なのは、やはり吸血鬼という立ち位置を意識したからなんでしょうか…。背景の大道具はなんか毒々しい色合いだし(笑)。一応浄化されたことだし、白が良かったなあ、という個人的好みを述べてみます。あと途中の、やはり毒々しい色合い壁を背景に(でも星が飛んでる)、健サマが浮かれてフライングする場面があまりにバカバカしく(←褒め言葉!)、浮き世の憂いを忘れて私も浮かれポンチになりました。
健サマは…、慟哭したり跪く姿がとても新鮮で…でもなんだか洋装は馴染みがなく(笑)、最初はヘンな感じでしたが、…この極端なスター扱いが、本当にハマるお方ですよね。ちょっと恰幅が良くてらっしゃるのでアレでしたが。袴みたいなスカートみたいなおズボンはちょっといかがなものかと思いましたが・・・、スターだからね! 許されますよね! 歌声ステキでした~。
ヴァン・ヘルシング博士、鈴木綜馬さん。舞台を締めていたのは、この方です。存在感も歌声の重厚感も素晴らしかった~。ミーナ、剱持さんは声がかわいいですね~。以前、ダンス・オブ・ヴァンパイアにも出てらっしゃいましたね。ヴァンパイアものに縁があるのだろうか(笑)。ジョナサン、大澄賢也さん。最後はちょっとかわいそうな展開でしたが、でも途中でちょっとイヤなやつになってましたね(笑)。まあ健サマには誰にも逆らえないので、しょうがないですね。ハツネさんにパンツを剥がれちゃった彼です。見せ場ですので、お見逃しなく(笑)。紫吹さん、ギャルになってた~!ビックリ。考えてみれば、退団後の「女優姿」は初めて見たのでした。初風さんは、女優姿に全然違和感なかったのですけど、紫吹さんについては、物語の最初の方は馴れなくて緊張した(笑)。たぶん私の中で、紫吹さん=男役というのがとても印象強かったからでしょう。藤本さんは…ちょっと印象弱い役なので残念でしたが、歌声とカラダ(…)は相変わらずステキでした。メフィスト役の園岡新太郎さん、滅茶苦茶良かった!悪魔がはまり役なんて~。四季出身の方なんですね。ヴァンパイア3姉妹は、かなり出番が多くてとても美味しかったですね。ハツネさん、セリフもソロも数多くあって…、なんだかもう(感涙)。在団中にすらここまでの活躍ぶりはなかったのではあるまいか~なんちゃってぇ~。最後、ミーナに秘密をばらすときが多少コメディチックになってしまってアワワな感じでしたが…(笑)。あれは狙ってやってたのだろうか、わ、わからん。でも、やっぱり、かわいいので何でもいいや! 愛ゆえの過ちは許される、というのが主題の物語でしたので、いいのだ!