も~のすっごく久々にたからづか観てまいりました。東京たからづか劇場行ったの、「夢の浮橋」ぶり。う~ん、久々のシャバの空気は美味しい!(?)
「風の錦絵」
雪組に早霧氏が居ることに、始まってから気付きました…。情報疎すぎのわたくし。
菊人形のところと、武田vs上杉のところが面白かったですな。武田vs上杉のところは、やはり大河ドラマの影響があって採用されたネタなのでしょうかな…? パンフ見ていなかったので事前情報は持っていなかったのですが、「毘」の旗と「ハッケヨイ」道具(なんと呼ぶのかわからない…)から理解しました。一休さんロケットは…、どうコメントしてよいのやら(笑)
全体的には…、和物ショーというにはモダン? モダンとは違うかも? ともかく、何か違和感があるというか。あの青天かつら&洋風振り付けにときめく必要があるということなのでしょうか。普通に和物和物なショーでも良いと思うのですけどねえー。今はそれじゃあウケないのかしら。あ、でも真波氏+青天は案外似合うことを知りました。笑顔が超絶似合わない真波さんですが(そんなところも大好きです)、青天+笑顔、ステキだ。
「ZORRO 仮面のメサイア」
よくもわるくもタニ作品!! それ以上でもそれ以下でもないっ! 何が以上で何が以下なのかもわからんがっ
ジャジーな妖精たち…を思い出しました。序盤、洞窟(?)でインディアン仲間がぞろぞろ出てくるところ。会話のテンポや展開が、タニ先生なんですよねえ…。どんどんと畳みかける感じで、なんだか息苦しい。……ちょっとつらい(笑)。ガルシア君の存在には心癒されましたが、baka-bakaと言わせちゃうのはやっぱりタニ先生だなあ。1作品に必ず1つ以上、げんなりする言い回しがあるんだわよ。
馬に乗って疾走するゾロの映像が流れるシーンはとても面白かったです。なんかこう、「優雅」なところが良い。必死さがない(笑)。フェルゼン(行け、フェルゼーン!)の方が余程臨場感ある乗馬シーンのような気がいたします。ベルナルドが突然おとーさんになる展開には驚きました。まだまだピュアピュアな少年かと思っていた…(笑)。人は見かけによらぬものだね。真波そら氏が「反逆罪だー!」と吊るし上げられた次の場面で、すぐスペインに媚売っている(農園主)のにも驚きました…。神父さん、生きるためには世間体など気にしていられぬのだね、と一瞬哀れに思いましたが(笑)単に別の役やってるだけですね。いきなりクライマックスにとびますが、インディアンに両親を殺されたメンドーサと、スペイン兵に両親を殺されたベルナルドが、並列に置かれる意味は何なのだろうかと。大事なこと(物語のカギ)を毎度見落とす私には理解できませんでした。2人とも、過去をずっと引きずってきて、やっと開放されたということなのかしら。…謎をひきずりつつ、悪いのと戦って、勝って、めでたしめでたし、というおおまかな流れで納得していれば良い物語なのかしらね。ああ、なんか、ずいぶん否定的なコメントになっちゃった。いかんいかん。
最後のショーは見ごたえあってとても良かったです。ミズさんの銀橋渡りは、…もう、言葉もないです、ステキすぎて。銀橋専科とお呼びしたい。ただ踊りつつ銀橋渡る、だけなのに、劇場全体を虜にするとは恐るべし。最後のデュエットダンスは…、「これが、ミズさん&となみちゃんコンビの見納めなのだなあ」としみじみ思いました。となみちゃん、パレード階段降り時の歌が「愛は引き潮~」なのはどうなのよ、と思いましたが(笑)、キレイでした~。ミズさん&となみちゃんの雪組、大好きでしたよ。幸せなひとときをありがとう。