* 宙組 / 和央ようか・花總まり / 日本青年館 / 2004-03
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悪いことがあれば良いこともある…という話。面白かったです~。すっしーさんの活躍が嬉しい。初嶺さんの初・娘役も必見。
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えぇえぇその通りです。アナタに破れない金庫などありません。
サブタイトルからも正塚臭がプンプンに漂ってますが。
正塚せんせい……ありがとうございます! (声を大にして叫びたい)
金庫製造・販売会社に勤める男女のサクセスストーリー。なのかな?
「人生悪いこともあれば良いこともある」という言葉(細かい言い回しは忘れました)がところどころに出てくるのですが、人生こんなにうまくいったら苦労しないっすよ…。あ、本音が出てしまいました。いやでも物語ですし、やっぱりハッピーエンドは良いですなぁ~。随所に笑える部分があって、気をはらずに楽しめました。和央さんと花總さんはラブラブですし(ここ重要)大満足でございました。満足満足~ 満足しすぎておヘソから出そう~
しっしっしっしかも! 初嶺さんがものすごい大活躍なのです。かわいいのだこれが…(鼻息~) もうこのまま憤死しても後悔いたしません。オレは、今日まで生きてきて、良かった…(何回目ですかこのネタ)
ケビン・ランドル(和央さん)
金庫会社「セイフティ・ボックス」(何やらうさんくさい名前ですな)の営業マン。特技は金庫破り。それは、過去に裏の世界で、金庫破りとして活躍していたからなのです。実は、彼はあの伝説の金庫開け職人・BOXMANなのです。伝説にまでなるのなら、せめてもう少し気の効いた呼び名を付ければ良かったのに。というのは、今更触れてはいけないところです。過去に悪事をいろいろ働いちゃったので、昔のことは伏せておきたいのです。…それなら、また金庫に関わる仕事なんかやらずに、もっと他のことやれば良いのにねぇ…異国の王子とか傭兵とか。…えーと。それでも、彼の特技は金庫破りしかないので、なじみのある世界で働く方がやりやすかったのかもしれない。仕事に嫌気がさして会社やめても、また同じ仕事に戻る人が多いという職種もあると聞くし(関係あるのかな)
何かまー色々あって、昔の金庫破り仲間が登場したり何だりして、最後は花總さんとめでたしなのです。2人の愛ランド。1人じゃないってステキなことね。
和央さんのスーツ姿…ステキですわ~。クラクラ。スーツ専科と言っても過言ではない。
ドリー・ペイジ(花總さん)
ケビンの同僚。脚を患っている(のかな?)母を施設にあずけています。その資金をお金持ちのチャンプ(すっしーさん)に借りているので、返済するために必死に働いています。チャンプには結婚を申し込まれていますが、彼女にはその気はないのです。ケビンに次第に惹かれていきます。なかなか積極的なお嬢さんです。
キャリアな花總さん。かっこえ~のう!パンツスーツも似合いますな~。でも設計図を交渉先の保険会社に見せようとするのは迂闊でっせ、お嬢さん。図面って財産なのよ! わかってんの~!?ケビンにもケチョンケチョンにけなされておりましたが。…人はこうやって成長するのだ……
ロジャー(未沙さん)・ファーマン(美郷さん)
ロジャー:「セイフティ・ボックス」の金庫設計を担当。笑い部分も、もちろん担当。この方の、淡々と繰り出されるセリフが、味があってしかも面白いのですよね~。
ファーマン:「セイフティ・ボックス」の社長。勢いで人を雇ったりクビにしたりする人。部下はたまんねぇっすよ。SB(略した)は、設立当初はファーマンとロジャー2人だけの会社だったそうです。初心に戻ってがんばってくだされ。
テレサ(矢代さん)
ドリーの母。若いツバメを囲っている…わけではないですが、若くて顔の良い(腕はよく分からない)看護士・アーノルド(凪七さん)がお気に入り。ドリーとは顔をあわせるといつもいがみ合ってますが、最後には理解しあえたようです。良かったですなぁ。親の世話という部分では、個人的にちょっと思うところもあったり。考えさせられます。
チャンピオン・ディケンズ(すっしーさん)
お金持ち。ビジネスコンサルタント。ドリーが好き。今回の黒幕は彼なのですが、何というか憎めないというか。応援したくなります。Go! Go! チャンプ!
すっしーさんが、こんなにコメディにはまるとは。すっしーさんというと『望郷』の口パクパクが印象深いのですが(こんな書き方でごめんなさい)だんだん演技に深みが出てきたというか… 首切り職人(@鳳凰伝)の冷たい笑いや、幽霊騎士(@ピエール)の落ち着いた演技を拝見して、おぉー成長したなぁと偉そうですが思ったものです。そして今回のチャンプ役!絶妙な間合いの取り方で、たまりませんでしたわー。まだ舞台始まって間もないのにこれですから、DCに行く頃には更にパワーアップしていることと思います。
ダイアン(初嶺さん)
ケビンの昔の仕事仲間、リロイの女。なのかな? でもケビンのことを気に入っているようです。リロイの部下・カリートに「ダイアンお嬢様~」などと呼ばれているところを見ると、リロイの娘? …それはないか。謎。
つーか何故、ケビンはダイアンをこんなに邪険に扱うのだ~。メロメロになって然るべきっすよ(盲目ファンの戯言ですみません)やはり初嶺さんは、花嫁さん(@満天星)の実績を買われてこの役に抜擢されたのでしょうか。おそらくそうですよねぇ…あれは本当にかわいかったもの…ぼくのマシュマロちゃん…
小悪魔チックな雰囲気なのに、たまに健康的だったりして…あわわわ…でもドレスお似合いですし…ドリーに向かって、ひらひら~と手を振るところもかわいかったですわ~。
個人的に最も気に入りなのは、幕開いてすぐの、オフィスdeダンスシーンのOL初嶺さんなのです。要チェックですぞ! 濃い赤ピンク(?)のスーツをお召しです。あと、カリートを打ち倒すシーン。コブシへの力込め具合が、マッチョな感じでステキです。
リロイ(遼河さん)・カリート(速水さん)
ケビンの昔の仕事仲間とその部下。詳細分からないです。偉いのかな? そうでもないのかな? 組織ってどんな感じなの? 子ども相談室。正塚先生が好きそうな世界ですが。速水さんは、いやらしい~感じの部下。ダイアンお嬢様のボディガード。…チンピラ風な役多いですよね…。もっと白い役も見たいですなぁ。彼女らは、少々役不足な気がいたします。
バージル(悠未さん)
保険会社、グローリー・インシュランス。栄光保険、っといったところでしょうか。の、社員。社員だったのですか…社長さんだと思っていました。ケビンの復讐心(?)の犠牲になったかわいそうなお人。巻き添えを食ってしまった彼の今後が心配です。
久々に、和央さん主役の作品が見られたような気が(あわわわわ)
和央さんと花總さん…立ち姿が本当にお似合いですな~。最後のショー部分、黒いお衣装でのデュエットは心底うっとりしてしまいましたわ。初嶺さんは最後まで娘役として出ていて、ショーでもドレスで踊っていらっしゃいました。かわえ~な~。目に入れても痛くないですよ(初孫)
幕開き、メイドの草凪さんの、むくれ具合がツボ。七帆さんは近頃こっそり注目しているお方です。声が好きですわ~。落ち着いた優しげな感じで。十輝さんは、ギャグ専科なのかしら…。彼女にはセンスがありますよ(断言) わたるさん風味を感じます。
ソロ歌は和央さん・花總さんと矢代さん、未沙さん、くらい?美郷さんと十輝さんもちょこっと歌っていたかね…。皆さんで合唱(?)はいくつかありました。今回の物語、和央・花總効果と初嶺女装とすっしーギャグで、かなりポイント高くて正塚せんせいありがとう(平伏し)状態なのです。でも欲を言えば…若手の活躍がもう少し見たかったかもしれない。頼みます、せんせい!