* 宙組 / 和央ようか・花總まり / 初風緑 / 全国ツアー / 2004-10
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何っっ度も再演されている名作中の名作(なのだと思われる)
幸せでした…
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※ 風共は今回が初見です
映画も見たし(ビデオでだけど)原作だって読みました。続編も、映画(ドラマだったかな)も原作も制覇しています。
ですのでお話はバッチリ把握しているつもりです。
……だから内容わかったのかな、と。
もとのお話知らない方は、???部分があるだろうな、という印象です。知らなくても楽しめると思いますが。
さすがのシンジ先生なので、シンジ先生らしい展開です。
ツッコミどころは多々あれど(こればっかり)良く出来ているなー。でも場面展開が古っぽい…もごもご。
でもすごく楽しかったです。幸せでした。
(それにはスカⅡの配役が多大に影響しているのですが…笑)
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レット・バトラー(和央さん)
ポスターを見たときは「何だこりゃ!」と思わずつっこんでしまうぐらいの似合わなさだったんですが(言ってしまった)、現物見たらおステキでした。(正確に言えば、最初の10秒ぐらいは固まりましたが、あとはウットリ街道まっしぐらでした)
そして何がステキだったかって、物語終盤の飲んだくれ場面ですよ。
マミーがわあわあ言っている間、椅子の背もたれに身体を預けて、目をつぶってぼへーーとしているお姿です。たまりません…。乱れた髪は得意技ですねフフフ。
結構色々省略されまくりで…。スカーレットがお金を借りにレットのところに行く場面(カーテンでつくったドレスを着て)とか、バトラー編では見せ場だと思うのですけどね……。省略されてしまったのか、もとから無いのか。「メラニーを放置プレイ」より余程見せ場なのでは(笑)
「金貨で150ドル!」はやっと元ネタがわかりました。(ミレチャレのお笑い場面であったセリフ)
スカーレット(花總さん)
ツンツンプリプリしたところがすごくかわいかった…。
気の強い女、滅茶苦茶お似合いですね。やっぱりこの方はすごいなぁ、と改めて(毎回言っている気がしますが)
スカーレット、原作ではもっととんでもない性格+行動で、見ているほうが「何なんだこいつは!」とイライラするようなキャラクターなのですが(私だけ?)、宝塚版では随分マイルド化されていますね。「男をとっかえひっかえ」部分などが省略されていたからかしら。それでも充分激しかったのですが(笑)
最後、「レット~~」と絶叫してそのまま終わりというのは…。スカーレット、報われないですね(涙) やっぱり希望に燃えて決意を語ってから終わってもらわないと!
原作と比べてばかりですんません
アシュレ(初風さん)、メラニー(美羽さん)
アシュレ…これがまたイライラするダメ男なんですが…
いやーステキでした、初風さん。優柔不断ぶりが(褒め言葉)
そしてメラニーの天使っぷり、とてもかわいかったです。しかしメラニーはアシュレのどこが好きなんでしょうね(笑)
アシュレとメラニーのデュエット部分は新曲だそうです。いつかの日生劇場版の時につくられた曲でしょうかね。何だかよくわからない曲なんですが(す、すいません)、とりあえずお2人は幸せそうなので良かった良かった。
スカーレットⅡ(初嶺さん)
(書き手はとんでもなく初嶺さんビイキなので、ご了承ください)
(自分ツッコミだらけで激しく読みづらいです。自分が言っていることが恥ずかしくて場がもたないんです…お許しを)
どうもものすごい配役だったらしく…。今までスカⅡを演じられた方々のお名前を見たら…! 「え、いいの? 初嶺さんで良いの!」(失礼よ…)とドキドキあわあわしつつも、「いや適役でしょう!」とホクホクしてしまうのです。
で、感想。
す、すごくかわいかったーー!!(絶叫)
た、たまんない…(よだれ) こんなにかわいいスカⅡがかつてあっただろうか(いやない)(というか知らない) 所々、初嶺さん節(?)が出てしまうところに更にキュンときました(乙女ごころ)
ドレスもお似合いだし、何だかもう…かわいすぎてだめだ…(息絶えだえ)
一番好きなのはフィナーレの金髪のところですな! 初嶺さんのダンスは手つきとかが微妙で(そこが好き)男役の中にいると稀に異彩を放つのですが(そこが好き)やっぱりドレス着て踊るとワイルドね…(そこがステキ) 男役らしく、あまりのけぞれないところに更に愛。
私は前髪好きなので、髪型的にはやっぱりフィナーレが好きなのですが、スカーレットも良い! かわいい!
大好きだーー!! (再び絶叫)
素晴らしい配役です。グッジョブです先生方!!(何様なのでしょう)
DVD買うぞ、と強く心に誓いました。愛のフェニックス。
でも次は男役が良いなー(小声)
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き、気力を使い果たしましたわ
今回の見逃してはならねぇ点の1つは貴羽右京さんの白い歯です。劇中では、黒人の召使ピーター役なのですが、そのままフィナーレのスーツdeダンスシーンに登場されるのです。男役さんの群れの中に、1人浅黒く精悍な右京さん! 白い歯のきらめきにノックアウトです。や、やられた~
もう1人の召使役の綾花ちかさんも良かったです! アトランタから馬車で逃げるとき、不安そうにキョロキョロしている表情がかわいかったです。
そういえばこの場面、「行けフェルゼ~ン♪」の場面と配置が同じですね…。乗車している人が身をもって(?)馬車の揺れを体現しているところが健気でしたな(そういう問題?)
若手さんがわーっと出ているところ、とても楽しかったです。
悠未さん十輝さん七帆さんは既にスターな印象。ビッグになりましたね。舞台に並んでいると「豪華だなー」とホレボレします。
和さん(ファントムから気になって仕方ないお方)は今回街の青年役などだったのですが、やっぱり凛々しくてステキですな…。何ていったって顔! 顔が好みなんです(笑)
顔が好みといえば、純あいらさんにも注目しています。上品なお姉さんムードな笑顔が好きですな。今回ベルの娼婦仲間としての登場だったのですが、密かに注目していました。ファントムの、回想シーン内バレー教師役もしっかりチェック済みです。今後活躍の場が増えると良いな~と期待しています。
ベル・ワットリング役の芽映はるかさん。気の強そうなメイクと演技がステキでしたなー。歌声もしっかりしているし、いや~良かったです。急にソロ歌になるところは唐突で少々ビックリしましたが…(これは演出の問題)
早霧せいなさんの前髪は非常にナイスなポイントを突いていると思います。今後に期待。風莉じんさんのおばさまがリアルで良かったです(笑)
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と、こんな感じで…。
でもやっぱりレット主役には無理があるなーと思ってしまうのは、スカーレットにはスカーレットⅡというキャラが居て、心の葛藤などを示す場面があるのに、レットは1人歌うことしか許されていないのに原因があるのではないかと。根本的に物語が…なので仕方ないのでしょうが。
ここはひとつ、レットⅡという配役をつくってみるというのは如何かしら。やっぱり無理があるかしら。
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2004.10.18 追記
>スカーレットがお金を借りにレットのところに行く場面(カーテンでつくったドレスを着て)
この部分はレット編ではもともと存在しないのだそうで。
レット編の見せ場は「クルミ割り」なのですね~。酔っ払って乱れ髪なレット! 確かに見せ場… 魅せ場? ですな~。
(教えてくださってありがとうございました!)