* 専科+花組 / 樹里咲穂・遠野あすか / 日生劇場
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一花嬢の活躍が嬉しい~
(短めにいきます…)
月組(梅芸)の続演。
作品に関するウワサは小耳に挟んでおりました。重苦しくない軽いコメディーですな。気楽に笑えました。
幕開いてしばらくは少々まったり…。後半はテンポが良くなってきました。
物語は(原作があるのですよね)、単純でとてもわかりやすかったですね。
個人的なことを言えば、物語は面白いのだが主役のキャラクターにあまり魅力を感じないのでしたよ…(スイマセン)
アーネスト(樹里さん)の役は、通常状態ではもうちょっとピシッとした方が笑いの場面とのギャップが出て良かったかなーと思います。ギャグのところはとことん走っていただいて良いのですが、普段も何だかへにょへにょキャラなので、何だかなぁ、と。『ママ~!』も素でやってるのか? そんな男性にグウェンドレン(遠野さん)は魅力を感じるのかしら? あ、でも子供っぽいのが良いって言ってたわねそういえば。ともかく、普段ビシーの方が、「ギャグはギャグとしてやっているのね」と思えるので逆にわざとらしさがないのでは、と思ったのです。蘭寿さんとの対比を出していたのかもしれませんが。
ともかく男性としての魅力はどうなのか? というアーネストさんでしたが、でもあれだけ想われたらやはり嬉しいのかもしれない。樹里さんの最後の役にしては…ううむ…でもハッピーエンドの幸せ物語だからOKということで! うむ! でもでもやっぱり、「これぞ樹里さん!」と興奮したのは、ショー部分の青いスパンスーツ(と呼ぶのか?)姿です。この場面があって本当に良かったですわ。遠野さんとのデュエットダンス、綺麗でしたー。
蘭寿さんは、さすがにこういう役が上手いなぁ~という印象。飄々と笑いをとるのがとても上手いですね。顔芸も見事です。
桜さんの長いソロがあったのが嬉しかったですな。しかもかわいかったー! 18歳といわれても信じてしまいますわ(笑)
遠野さんと桜さんの掛け合い場面が楽しかったです。遠野さんはまだちょっとイヴェット気味?(笑) 「あなたおばかさん?」と言い出しそうでわくわくしました。そう、遠野さんといえば私が花組で主食のお方。今回はマーメイドスタイルなお衣装が多かったのですけど、似合いますなぁ。歌声がすごくかわいくなっていてドキドキしました(笑)。樹里さんとの並びはとてもお似合いなので(とにかく幸せそうな表情をするのですよね)、張り切って「オペラのマルに収めるぞ作戦」を展開してきました。
ハンドバッグダンスの場面は「キムシンなかなかやるな(ニヤリ)」と思いました。その後のバブー扮装はどうかと思いましたが!
出雲さんはずば抜けて音が安定していて素晴らしかったです。「ハンドバッグは母親ではない♪」の歌が頭から離れません…
花純さんが、わりに重要な役でしたなー。あとは望月さんと珠さんが目を惹きました。珠さんかわいいなぁ…(丸いのが好みなのだ私は)
まとめとしては、明るい気楽な、テンポの良いコメディで面白かった!
でも、キムシン先生は、笑いの取りかたに関しては「愛のソナタ」から大して成長してないのでは…と感じてしまった…ということでございます…