* 宙組 / 大和悠河・紫城るい / 宝塚バウホール
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なんて豪華な
あけましておめでとうございます~。
新年早々、タカラヅカ始めしてしまいましたよ。
しかも、人生初めてのバウホール参戦でございます。
おお~、遂に私もバウホールに足を踏み入れることになったのですね! なんとなく感慨深い。
…ただ正直申しますと、年末の人事発表+和央さんの事故で、なんとな~くやる気がそがれていたのが事実だったり…。もごもご。すいません。
なんかもう、それまではかなり気合入れて
「なんとしても見るのだ!」
な勢いでネットを徘徊していたわけなのですが、
「見なくてもいーかなぁ」
という気持ちになっていたわけなのですな。そんな感じの諦めムードになった途端にひょいとチケットGetできたわけです。うーん、まあ人生なんてそんなものかも。
まあ、そんなモヤモヤンとしたことは置いておいて、公演についてさらっと語ってみることにいたします。
まず、物語。
ミュッセとサンド…。不勉強な私にとっては、名前聞いたことある程度なもので情けない限りなのですが。
内容としては、
恋人に裏切られやさぐれるミュッセ(タニちゃん)
↓
サンド(紫城さん)に会って惚れまくってしまうミュッセ
↓
なんだかんだで(主にミュッセのわがままで)ギクシャクするミュッセとサンド
↓
一方的に別れを告げるミュッセ
↓
再会するも何だかなぁの展開
↓
それでもお互い好きなんだそうです
という感じです。…情緒もくそもない説明になってしまった。反省。
見せ場としては、タニちゃんも若さゆえの情熱と哀愁でしょうか。哀愁にも若さが漂うタニちゃんが好きだ。
あとは、とにかくラブシーンがエロいのですな!
何なの~! 紫城さんの身体をまさぐりまくりくちづけしまくるタニちゃん!
反応しまくっているような(笑)紫城さんのセリフもいい感じです。うーん、うまいなぁ~
お子様にはだいぶ刺激が強い気がしますが私は決してお子様ではないので(というか既にイイトシ)ウハウハしつつ見ました。ああでも、タニちゃんがこんなことやっているとなんだかイケナイものを見てしまったような気分…。
何故、タニちゃんからは「ボクちゃん」的雰囲気が抜けないのか。それは長年のナゾではありますが
ひー、タニちゃんのくせに何てことやっているんだガクガク
まあともかくですね、最初から最後までタニタニタニィ~な作品だと思います。
タニちゃんミュッセ。お酒飲んでヘロヘロになるところとか、サンドをくどこうとがんばるところとか、あーもう何てかわいいのかしら。胸キュンでございますわよ。
金髪がステキですなぁ~。パンフを見たら金髪というより黄髪でドギモを抜かれましたが。何を考えてあんな髪色にしてしまったのでしょうね。まあ、あれで舞台に出なくて良かったですが。
「そうだ酒だ!」
の論理が滅茶苦茶でステキでした。
紫城さん、サンド。男装で颯爽とあらわれるところは格好よかったですねー。やはり着こなしが違う気がします。
タニちゃんミュッセと比べるとだいぶん大人な役作りが伝わってきて、とてもよかったと思います。うーん、かわいいなぁ~。とにかくラブシーンの色気がドキドキでしたな。
箙さん。ミュッセの年上の友人役? 途中で亡くなってしまって、その後は幽霊? となってご登場。狂言回し的な役割でもあったのですが、芝居をぐぐっと締めてて良い存在であったと思います。悪い役かと思ったら(濃い色の唇に騙されたー)そうでもないのねー。
遼河さん、ドラクロワ。画家さんです。1幕のみの登場で、ミュッセの友人の役です。ここ何作で、遼河さんの周のキラキラがかなり濃くなった印象があるのですよねー。声も良いし、大劇場公演での立ち位置もだいぶあがっているし(=与えられる役割が重要になってきているし)、頑張っていただきたいものです。ランブルーズ様ご着用だったお衣装(?)はだいぶ苦しそうな気がしましたが…(笑) 大柄なジェンヌさんも増えていることだし、お衣装もちゃんと考えてあげてくださいませ!
悠未さん、お医者さん(すんません役名忘れました)。旅先で、サンドが惹かれてしまう男前医師でございます。なんだかもう、格好よいのですよ! はにかむ笑顔もステキ♪ なムードです。身を引く姿も男前……。もうちょっと頑張っても(身を引かずに食らいついても、ってことです)良いんでないかい?とも思いましたが!
さて、あとはというと、実はあまり目立った役がないというのが悲しいところでございます。プチジャルダ~ンでの下級生まで大活躍っぷりを見たあとは(ビデオのみの鑑賞ではありますが)(その節はありがとうございます)、かなり衝撃が大きいです。
うう、このメンツ揃えてこれですかい…。さめざめ。
1幕のミュッセ友人ズは見せ場もあって良かったですが、他の人々はもう…。
決闘立会い人て! カーニバルの男て!
暗い! 暗いよ! ライトを当てろーー!
2幕で1場面だけ明るいダンスシーンがあったのが良かったですね。確か十輝さんと音乃さんがセンターで踊っていたと思います。音乃さんが歌いつつ。
初嶺さんのホテル支配人姿が滅茶苦茶かわいかったのが慰め。イヤ本当にかわいかったです。というかこんなかわいいのに支配人任せてしまって大丈夫なのかしら。かわいいくせに押しが強いみたいだから大丈夫かしら(笑) そして和さんとしてはさらふわ前髪使いをさりげなく取り入れているところに鳥肌が立ちました。おおう、なんとなくえりたん路線な気がしていましたが(髪型にイマイチ面白みが…モゴゴ)、さすが宙組、トップスター(髪技キング)のDNAは確実に受け継がれておるようです。ファントム頃からかなり強く匂わせてはいるのですけれどね! 何にせよ素晴らしい! しかし前髪に弱い私に向けて(向けてません)そのヘアスタイルを繰り出してくるとは、やるなお主。あなどれん。
娘役ちゃんは結構活躍していましたねー。太田先生は娘役ちゃんビイキなのかしら。かわいい娘役ちゃんはどしどし使ってくれる印象。最近(そうでもないか…)では「送られなかった手紙」の涼花リサちゃんが強烈ヒットでしたな。でれでれ。
美羽さん、音乃さん、和音さんとなかなか美味しい役どころで良かったと思います。五峰さんも良かったなぁー。独特の色気がありますねこの方は。あと千雅さんのストイックなセリフの言い方も結構好きだったりするのです。千雅さんと箙さんは太田先生のお芝居によく出演されていますね。お気に入りなのかしら?
ともかく音乃さんと和音さんのソロは嬉しかったー。今後もばしばしと出て欲しい方々です。特に音乃さんは最近押されギミなので是非がんばっていただきたい。私は音乃さんの顔が大好物なのですよーー
まあ、こんな感じで。
個人的には、初嶺さん和さん目当てで行ったので、……あまり充分に拝めた気がしないのが、少々アレなのでございますが。でも少数派かもしれませんが太田作品かなり好物なので! しかも今回脚本はとてもよかったと思います。後半の展開がちょっと性急な気もしましたが。コメディより深刻ドンヨリ作品の方が良いのではないでしょうか??
今回の収穫は、何よりも遼河さんキラキラオーラの眩しさです。更なるキラキラに大期待です。