星組公演 「ベルサイユのばら -フェルゼンとマリー・アントワネット編-」、ミズさんメモ。
ミズさんオスカルにしか触れていません。
ミズさん登場場面に限った内容となっております。
超超超×∞ファンモードですので、同志の方以外の方はご覧にならない方が良いかもしれません…。
大丈夫、というかたはどうぞ。
私のベルばら初体験は、2001宙組版。
姉と2人で大劇場まで出向き、1泊して3回連続で見てクタクタになって帰ってきた思い出があります。さすがに、連続3回はちょいとばかりきびしかったのでございます。2回目と3回目は、1幕だけやる気であとは虚ろな目、などという失礼千万な行動をしておりました。だって一番盛り上がるのバスチーユなんですもの。ねえ?
それにしても、当時のミズオスカルは本当~にステキでステキでステキオーラ出しまくりで(褒めすぎ?)、オスカルは、私が最も好きなミズさんの演じた役の1つです。
今回、オスカルズ(複数)の中にミズさんが含まれていることを知ったときは、
「私だけではなかったのだ!」
と心強く思いました。でも皆さん大丈夫なの? いいの? あれで。(アナタ本当にファンなの?)
まあともかくですね!
今回ミズさんしか見ていないといっても過言ではないというかそれが真実なので、ミズさん登場場面のみ語らせていただきましょーか!
まず、オープニング。
アントワネットが歌ったあと、舞台下手の劇画オスカルの扉から登場。
ぬぁ~~! 桃色リップですよ!
なんとなく昭和風メイク? 口紅のせいか…。最初は「なんとなく古くさいかも」なんて思いましたが、ちょっと見ていたらものすごくそぐわっているように見えてきて問題ナシ、むしろステキなナイスメイクだと思いました。
そのあとハンスが上手から出て来て、銀橋にハンスとオスカルが出て来て、背後には青年や少女達、という感じになるのですが…。後ろで台が回転していて明らかに後ろを向いてしまっているアントワネットちゃんはどうかと思いました。ずっと正面向かせてあげた方が良いのではないですか?
オスカルは、ハンスの肩にしなだれかかったりして初っ端から乙女オーラ全開です。ボリュームMAX! です。
しなだれかかったあと恥じらって横向いたりしているのですよ。もう!
しかし、原作に忠実にしたのかもしれませんが、オープニングにこの3人というのは。アンドレも出してあげればいいのにー。
次。
かまびすしい(おっとっと)貴婦人達との場面。
クールにモンゼットさんをたしなめるのですが、…ああ、私宙組版の方が好きだ!
「モンゼットこうしゃく(漢字どちらか忘れました)夫人?」
と、この「ふじん?」のところで、キラリン☆とモンゼットさんを見つめるタイミングが、「その目で私を見てぇ~!」と悶えるほどだったのですが、今回はこのねっとり感がなくて多少物足りなかったですな…(笑) それでも充分に悶えましたが! キャアキャア!
そしてフェルゼンとの語らいの場面の後に歌。
「わ~たしはあいの~ じゅんれい~」
歌詞の意味は何度聴いても何が何だかなんですが(笑) ああもう、なんて切ない乙女心!
しかしミズさん、歌うまくなりましたよね…(当人比ではありますが)
最後の方の
「いつわーりのすがたでーいても」
の部分、2001のときの「しぼりだしてやっと」みたいな風情がたまらなく私の乙女心をくすぐったのですが(個人的)、今回はもうちょっと伸びやかだった…。残念!(笑)
歌い終わってから、決意の表情でマントで身体をつつむようにして(?)さっさと歩き去る姿がステキです。
次! 必殺☆横座り! の場面。
その前にブイエ将軍とやりあうのですが、ここのやりとりはあまり聞きたくないので省略。元理事長お得意の神経逆撫で合戦でござるよ。ぶつぶつ。
さてそのあとにしき父に「ばかっもん!」とか何とか言われて張り倒されるわけです。おお! 熱血おやじ!
そしてあっさりと床に倒れるオスカルさん。ショックな表情でお姉さん座りですよ。
ぬぉお!
アンドレに肩を押さえられてます。なんて心強いのかしら。
アンドレと戯れる場面。
最初にジェローデル様と語り合い、次にアンドレに語りかけます。
「我々のやっていることはフランスのためになっているのか…」など。
もー、マジメさんね♪
会話の途中、よろけてアンドレに支えてもらうオスカル。
「寄るな!」
とアンドレを払いのけます。
アナタ! 何故そんなに不慣れなのよ!(笑)
「フランスの将来を憂うお前が、小石にけつまづいてどうするのだ!」
とアンドレにからかわれ、
「待て! アンドレー!」
と追いかけるオスカル。何ですか、まるで中学生の恋愛じゃないすか! 微笑ましすぎ!
順番滅茶苦茶かもですが、つぎ、ハンスとの別れの場面。
ハンスさんは、メルシー伯爵に説得され自分の身勝手さに気付き(というか、大人なんだからもっと早く気づけという気もいたしますが…)、帰国を決意したのですな。
「キミに会えなくなると寂しくなるな…」
どさくさまぎれに、未練がましく手をにぎるオスカルさん…。いや握手なんだろうけど(笑)
「まさか、キミはボクのことを?」
さすがに気付いてしまったハンスさん。
「ち、違いますゥ!違いますゥ!!」
動転していきなり早口(素ですか?)になるオスカル。その後、話し言葉がいきなりですます調になっていたし(笑) 何その不慣れさは! 恋愛は剣と同じようにはいかないものだな、オスカルよ…。
とにかくこみあげる笑いに耐え続けなければならない試練の場面でありました。ああ、何故神はこのような試練を私にお与えになるのか。
何というのですか、ミズさんの特徴的な話し方になっちゃっていたのがやたらツボだったのですよ。アゴの先で言っているような(は?)、あ~伝わるかしら~。唇の先で言っているみたいな?
しかしこの場面のハンスさんも恥ずかしいですな。やだわこんな男(笑)。気付いても、そういうことはそっと心の内にしまっておけ!!
さて、突然アントワネット様のお歌に宮廷の皆さん(?)が聴き惚れる場面です。
スウェーデン王宮の謎場面がこれに変更になったようですが、相変わらず謎場面です。出席者の面々も謎ですし…。まあ、そんなことはここではどうでもよくて、こんな謎場面にハンスさんが別れを告げに来ます。
フェルゼン伯爵、つるし上げ劇場です。
みなさん大人気ないです。フェルゼン伯爵も大人気ないことしたので相殺かもしれませんが…。
ここで、ハンスさん一仕事。
フェルゼン伯爵特別講演 「愛とは何か」
どうもこの講演で、皆さん色々感じることがあったようです。
落ち着きのないオスカル。というか落ち着きなさすぎですってば。
切なそう~な瞳で、去っていくハンスさんを見つめるオスカル。バレバレもいいとこ…。というか父にまでバレているのではないですか?
こんな感じで、2幕に突入です。
いきなりジェローデルさんの「死にました!」発言のあと、回想シーンです。
フリフリブラウスに上着のオスカル登場、銀橋渡り。
何か決意しているので、挙動が不審です(笑)
さて、満を持して、アンドレさん! ご指名よぉ~!
スタンバイ万全なアンドレさんがご登場です。
「あの星にくらべれば、我々の存在など、ちっぽけなものだな」
おお、前フリも完璧です。
さて、ようやく、告白タ~イム!
「私が好きか! 生涯私だけを愛すると誓うか!」
アンドレ、驚きつつも嬉しそうに自信マンマンに答えますが。忘れちゃいけない、オスカルからは愛を告げていませんのよ! 女ってズルイわね…。しかしこの世界は、想われている人が告白せねばならない世界なのか。フェルゼン←オスカルも、オスカル←アンドレも、気安く愛を告げたりはできない間柄なので仕方ないとも言えますが。いと切なき、恋の片道切符ですな。
ともかく私も大好きな(使い易いから)名ゼリフ、
「オレは、今日まで生きてきて、良かった……!」
これって、アンドレが目を患っているとすごく重い効果があると思うのですが、今回は健康だから「重い」程度でとどまります。ともかくここから不自然な(体勢の)愛のシーンです。
安蘭さん、いきなりムードたっぷりのステキなお声で
「愛ーそれはー」
はぁ~、いい声だ!
身体は常に一方向を向いていなくてはいけないというのは不自然ですが、これが様式美というやつなんでしょう。ホームドラマにおける、「コタツの1辺(面?)には何故か誰も座っていない(4辺あるのに)」という人員配置(不自然だが「カメラこっちにあるしね」と納得できてしまう)と同様の現象がここに。
さて、いよいよ、最も盛り上がる場面です!
ブイエ将軍に剣をつきつけるオスカルです。
「だまれーー!」
「うごくなーー!」
「命がおしくばだまってきけ!」
なんて熱い! みんなうっかり隊長にしたがってしまいます。
ベルナールとロザリー登場です。
ロザリーに話す時は、口調が「優しいお兄ちゃん」になるのがたまりません。オスカルさまぁ~。
アンドレ、何故か橋の上から登場。いつも思うのですが、これってどういう状況なのですかね?
まあ様式美ってやつですか。すべてこれで解決したい今日この頃。
次、アンドレさんハチノス。
何度見ても、しぶといアンドレさんに驚きです。でもうっかりすると泣いてしまいます。
オスカル、アンドレさんがしぶといもんだから(ちょっと、何その言い方!)、泣き叫び場面も長くて最高です。こんな見方しか出来なくてすいません。
「アンドレーー!」
と叫んで走り出すも、ベルナールに阻まれて先に進めません!(いや危ないから止めてくれてるんですよ…)
「アンドレ! アンドレ!!」
連呼連呼!
しかしベルナールの壁は厚かった!
アンドレさんが力尽きたときの、
「アンドレェ~!!」
と泣き叫ぶところはもう! もう! 切なすぎ!! (キュウウゥゥゥン!!)
「離せ、離せぇ~~!」
と身体を振る姿も!
かわいすぎてかわいすぎてなでなでしたいです。 おーよしよし。
さっさと離してあげてくださいな、とベルナールに依頼するのも手ですが、こんな姿も見ていたい。歪んだ愛情でございます。
バスチーユ群舞。
さすが皆さん、何度もやっているだけあって(とくに他意はありませんよ…)揃っていて良い感じです。
とか言いつつ中央ばっかり見ていてすいません。
オスカルの髪がだんだん乾いて広がってくるのがツボです。
オスカルさんは半ばやけくそで戦っていたので、銃にあたってしまいます…
必殺、十字リフト。
「もう、おまえはいないのか…」
ついに力尽きて倒れます。金髪、バサー。
すかさずかわいい春風・ロザリーが駆け寄って髪を直してくれるのですな。なんて素晴らしい心遣い。
熱血衛兵隊員・ユズキ(役名不明)の雄叫び。
「バスチーユに、白旗が~~!」
感動的なのでしょうが、2階席後方からは白旗見えません!
オスカル隊長には見えた(聞こえた?)ようです。
最期の力をふりしぼって立ち上がり、
「フランス、ばんざい……!」
ばたり。
……。
髪がひとすじ、端正な鼻の前に…。
ミズさんが息をするたびに、ふよふよと揺れます。
オ、オ、オスカル隊長! オスカル隊長はまだ生きています!
ここでは泣かせて欲しかった…!(爆笑)
ミズさん、最高です…!
お次は、待ってました、淑女エスです。
乙女なミズさん大好物でございます。
茶髪のセミショート? ショートボブ? で登場。青いカチューシャ豪華版みたいな飾りです。
かわいい! かわいいのですこれが!
ミズさんを「かわいい」なんて思う日がくるとは驚愕ですが(笑)。
足細いですなー。
全体細いですが…。
背中のほくろが!なはーー(鼻の下のびのび)、たまらんです。
やっぱり、ぱっとなんでしょうか。(触れてはいけない?・笑)
わたるさんが雄々しさ満点なので、余計乙女に見えてしまいます!
フリは実はあまりおぼていません。リフトはなかったはず。
最後は、わたるさんの背後にミズさんがはりついてせり下がり。キメポーズは、2人とも同じ方向(ナナメ下)を見ているのですが、顔が見えなくなるちょっと前に、ミズさんがわたるさんをじっとなめるようにみつめるのです。憂いをおびた半目で。ヒィ! 食われました! 私の魂が。
ミズさんの色気は、女装時(笑)にも発揮されるのか…。おそろしいおなごじゃ。
パレードです。
出雲さんのエトワールのあと、オスカルさんが結構長く歌ってくださるのですな。
たっぷり! 堪能できます。最後は赤軍服ですな。
はあ~、ミズさんの声最高~
もう何もかも最高~。
行って良かったと心から思います。
ミズさんステキ! 改めて愛を確信しました。←恥ずかしげもなくサラッと言いますとも!
ミズさん~~ ミズさん~
どうしましょう、行ったそばから既にミズ不足です。
それにしてもべるばら。
やはり腐ってもべるばらはべるばらなのだ。
宝塚ファンは、いくら文句を言いつつもべるばらには抗えないのだと思います…。だってこんなに楽しいんだもの! もうべるばらDNAが体内に構成されているのです(DNAが何だか解っていない者の言い方)
また100周年とかでやったら、そのときも文句は言ってしまうのだと思うのですけどね。
今回も、「ちょっとコレはねぇ」というところは随所にあったわけですが、それでも、大事なところは押さえられちゃっているわけです。だって、こんなに楽しかったのですものね~。