大劇場はそろそろ千秋楽ですか…。
さて、かなり記憶が怪しくなってまいりましたが、「エリザベート」大劇場初日(←だいぶ前のことですな…)のメモを往生際悪くまだ書き続けます。東京公演が始まるまでには、フィナーレまで到達したいものです!
◇フランツ…(涙)
皇后は旅を続け、夫と息子が帰りを待ち侘びて…いる場面。
♪ 二度と過ちは犯さないよ~ 帰ってきてくれハンガリーへ~
わかっているのかわかっていないのか…
♪ 母上はもう居ない帰っておいで~ ひたすら帰りを待っているよ~
わかってない!! シシィが帰ってこないのはアナタのせいですよ(涙)
シシィのことを心から愛しているのに、理解しようとしない(出来ない)寂しいダンナなのでございます。
◇ヴィンディッシュ嬢
病院の場面。ここで登場のヴィンディッシュ嬢(天勢いづる嬢)。自分の中の「ヴィンディッシュ嬢」のイメージと比べると、幾分健康的なような。にぎやかな感じでしたね。ヴィンディッシュ嬢の手をとって、心情を歌い始めるシシィ。…うーん、何と説明すればよいのかわからないのですけど、あまり心に訴えかけるものがなかったというか…。瀬奈さんのシシィのときは、自然と涙が出てきたのですが、何が違うのだろうか。この場面、重なり合うはずのないシシィとヴィンディッシュ嬢の心が、一瞬だけ重なる(通い合うというのか…)のだと解釈しているのですが、それを白羽シシィと天勢ヴィンディッシュから感じなかったということかしら。見たのは初日ですし、公演を重ねて変わって行っていると思うので、東京を楽しみにしたいと思います。
◇皇太子の憂鬱
トートと皇太子ルドルフが戯れる、「闇が広がる」の場面。
凰稀かなめ氏がですねえ…。か、かっこいいんです(照)!!「星影の人」ではまりかけたのですが(そりゃあもう、脳内で「九死に一生とは、このことさ!(頭巾結び)ごっこ」を幾度も繰り返す程に)、またもやズガーンときてしまった…。まあ、ルドルフって誰がやってもかっこいいものですけどね(暴言)。銀橋渡った後、革命家たちのキャッチセールスに遭う殿下。彼ら、「ハンコ押さないと逃がしませんぜ~」というような勢いですよね…。いつもいたたまれなくなります(笑)。記憶があやふやなので途中は省略して、ラスト。こめかみを銃で打ち抜いたルドルフにくちづけする閣下。ルドルフの首を引き寄せ、くちづけする直前に口の端でニヤと笑い、スッと事を済ますんですね~。いやー、いやらしいわ(笑)。こだわりがひしひしと感じられますね。こそっと気にしていた身長差も違和感なく、ビジュアル的にも良かった…。個人的趣味として、トート>ルドルフであって欲しいというのがありまして。トート=ルドルフでも良いのだけど、今までちびっこトートで「良かった!」と感じたパターンがなかったもので。もごもご。
◇霊廟
ルドルフの葬儀の場面。シシィが棺にすがっているときに、棺の背後ににゅにゅにゅ…とせりあがってくる閣下。初日と2回目は、手だけ出てきて→正面向いてせりあがり、だったのですが、3回目では後ろ向きでせりあがってきました。個人的には、正面向いている方が、滅茶苦茶コワイので(笑)良いのではないかと思いました。死なせて、というシシィを拒絶して、「ンまだ~、ン私を~~!愛しては!いない~~!!」水テイスト全開のシャウトでたまらないです。特に「まだ~」の部分が横方向にブレがあって(伝わりにくい)、「うひゃあ!(身悶え)」という気持ちになります。そしてキメゼリフの「ン死は、ン逃げ場ではンない!!」(すいません引用させていただきました>私信)ステキなんだけど、うっかりいじってしまうのも愛なのだと思ってください
続きます