映画「300(スリーハンドレッド)」を見てきました。
えーと。
R-15だけあって、首飛んだり足飛んだりメッタ刺ししたりと、とんでもない感じでした。…途中から何も感じなくなりましたわ。慣れって恐ろしいわね。
そんな凄惨な場面はさておき、映像は独特な雰囲気で(絵画のようにも見え)、美しかったです。ありえないほど綺麗に広がる麦畑(←麦じゃないかもしれないけど何か生えてた)。ありえないほどわんさか居る戦士たち。随所に使われるストップモーション。背景はほとんどCGだそうなので、その効果でもあるのでしょう。そして、ありえないほど無駄毛なく肉体造形が美しい男たち(笑)。
物語は史実をだいぶ単純にしているようで、解り易かったですね。もとがコミックだというのもあるかも。あと史実ではパンツ一丁ではなかったらしいのですけどね。胸当てとかはつけていたらしいです。確かにパンツ一丁は無防備すぎますよね(笑)。しかも、敵方であるペルシア軍はガチガチに着込んでいるし。
あと、日常生活で気軽に「スパルタ教育」とか口走るのはおこがましいのだな、と学びました。本来のスパルタ教育はとんでもないです。何せ、生まれてすぐ選別が始まってしまうのですから。ヒィィ。これからは、この言葉は心して使わねばならない。
王妃ゴルゴが強くて美しかったですな…。そのあたりの展開はとても良かったですし、ストーリー全体の流れも良かったと思いました。歴史好きには楽しいかも(でもだいぶ創作が入ってはおりますが、その違いをつっこむのも楽しいですよ)。血しぶき飛んだりするのが平気な人であれば、オススメですよ。(ちなみに同行したPさんは、「血しぶきが物足りない」とか言うてました…。ヒィー)
レオニダス王と、クセルクセス王…くらいしか、登場人物の名前を憶えられず、情けない限り。ギリシアの名前は難しいですねえ。あと隊長(←名前ではない)。片目怪我した人に至っては、「夏侯惇」(三国志において、片目で活躍したとされる人)という呼び名で会話が成立する始末。ちょっとは勉強しないといかんね。