このトーキョー砂漠…
……。己の安易な発想に脱力します…。
先週末ですが、スタジオライフ「マージナル」を見てきました。「砂漠編」「都市編」のダブルヘッダーです。
どちらもwombチーム(グリンジャ笠原さん、アシジン仲原くん、キラ荒木くん)を観劇です。
最初は「砂漠編」。
内容をロクに調査せず観劇したというのもあるのですが、最初は設定がずいぶん突飛だなあと感じて何が何だか(笑)。でも、さすが萩尾先生&倉田先生、すぐに物語に引き込まれました。でも、砂漠編を見ただけでは、残った謎が多すぎて、スッキリしない…。人物の過去や心情の描写がちょっと薄くて、どのキャラクターに感情移入できないままに終わってしまった感じでした。こういう作品は、好きなキャラクターがいるとズボーとはまるものなのですが。倉田先生、まさかカリフォルニア物語の二の舞じゃなかろうねえ、と失礼なことを思ってみたり…。あわわ…。
でもそのあと、「都市編」を見て、やっと消化できたような感じです。メイヤードおおお!メイヤードが切なすぎる。青木くんステキすぎる。この作品の主役って、本当はメイヤードなのではないでしょうか…。実際「都市編」は青木くんが主役扱いでしたけど(そこにも非常に感動したっ)。グリンジャとアシジンについては、「都市編」を見たあとも何だかよくわからないままでした(笑)。いや、わかるんだけどモゴモゴ。
まるでストーリーを説明できていませんが、キャラクターについて。
グリンジャ、笠原さん。笠原さんお久しぶりっ!相変わらずステキだあ~。舞台に笠原さんがいると安心しますねえ…。グリンジャというキャラクタについてなんだかスッキリしないのは、彼の背景があまり描かれていないからだと思うのですよ。原作もそうなので描きようがないのかもしれませんが…。
アシジン、仲原くん。すんません、最初彼がメインキャストだと気付きませんでしたーあははー。もっとカリスマ性を磨いていただきたいと思っております。ああごめんなさい。声も良いし熱い演技も良いし、アリス(@デイジー)の豪快なシャウトで(私が)きゅんとしたのは真実なのですが、主役級をはるには、なんとも小粒感は否めない…キラキラが物足りないというか…ううむ。がんばれ!! 頼むがんばってくれ!
キラ、荒木くん。彼はぐぐっと出てきましたねえー。ロミジュリ以降でしょうか、アイドル路線に躍り出ましたね。なかなかはまっていたと思うのですが、どうにも今回は、後に見た「都市編」のメイヤードに全てを持っていかれているので(笑)。すいません。
メイヤード、青木くん。「砂漠編」で登場したとき、青木くんとわかりませんでした…。思い返してみれば、こういういやらしい役(笑)は過去にいくつか演っていた気もしますね。「砂漠編」ではただの企んでるヒトみたいな感じでしたが、「都市編」では彼の過去やら何やらが赤裸々になり、彼が切なすぎて泣けました。寿命を知るところとか…。うおおん!!青木くんはセリフの言い方がとても個性的で、たまにdaikonなのかとうっかり思ってしまうときもあるのですがアワワ、いつもいつのまにか引き込まれて涙が出てしまうのですよね。夏の夜の夢でもそうでした…。ああー、青木くんステキだ。
エメラダ、舟見さん。フナミン、お帰りなさいー!フナミンの復帰が待ち遠しくてなりませんでしたよ…。しかも、まさにフナミン適役!でした。マザにつくりかえられて、白い衣装で佇んでいるところは、人間じゃないみたいで…。実際、「信仰の対象」の存在なのですが、本当に神々しささえ感じられて。衣装と演出の効果も勿論あるのでしょうが、それでもあんなふうに見せることができるフナミンはすごいなと思いました…。ライフの舞台にフナミンは欠かせないわ。フナミンが苦手だった過去の自分が恥ずかしい(笑)。それとも、私がフナミンの良さを理解できる年齢に達したということなのでしょーか。
明日、uterusチームの「砂漠編」がマイ楽です。ホントは「都市編」の方が見たいのだが~、時間の関係で。メインの3人がかわるので、楽しみ!