宝塚花組全国ツアー、「・・・」「エンター・ザ・レビュー」を見てきました。
・・・。
あら? 前半の記憶が・・・
うーん、あまり記憶にも残ってないけど、「・・・」の感想。
「ベルサイユのばら外伝 アラン編」とも言う。すいませんカラクチでいきます。
・・・。
開始数分で、「ロビーでDSでもやっていたい… 本でもいい… ああでも今日何も持ってきてない…(←家から近いので、時間つぶし用のアイテム不要と考えた)」とか思っちゃいましたよ。幕開き後に「勘弁してくれ状態」に遷移した時間の短さでは、「天使の季節」と張るね…。
なんかね、色々と無理があんのよ! いっそのこと、「グランドショー『俺たち衛兵隊!』」とかにしちまえばいいのに。ずっとべるばら風の扮装して歌い踊るの。うん、それが良いよ!この作品の悪いところの一つに、「行間までしゃべりすぎて興醒め」というのがあると思います。随所に、「いやそこは、観客の感性に任せたほうがいいと思うよ」というところまでセリフにしちゃう。ディアンヌ、ちょっと黙んなさい、とか思っちゃうのですよ。今回の、ディアンヌの存在形態自体無理があるのですけどね。
とは言っても、途中「アランとアンドレの男の友情」がテーマになったあたりから、それなりに楽しくなってきました。最期はなんだかもう訳わかんなかったですけどね。アランって何者。唐突すぎる展開でついていけない。エリタンウォッチャーとしては、アンドレが途中までカゲ薄すぎて、本気で泣けました(笑)。オスカル→衛兵隊の家族たちへの長ゼリフ(ここもまさしく「行間までしゃべりすぎて興醒め」の場面であった)の後に、ここでアンドレのソロでも入ってお茶を濁すのかな…と見ていたら、そこから唐突にアンドレ中心に世界が回り始めましたね。バスティーユの場面(?)は、民衆中心で、本編とは違った感じで面白かったです。是非「グランドショー『俺たち衛兵隊!』」にも追加していただきたい場面だ。
「エンター・ザ・レビュー」。
おおお面白かった。芝居とのギャップでそう思うのかもしれませんが(笑)、初演のときは多少退屈した記憶があるのに、今回はやたらに楽しめました。
基本的に壮さんしか見ていないので、そういうメモになってますご了承ください。
最初、キラキラのついてないフツーのエンビで登場の壮さん。ええー、と思ったらそのあとちゃんと、スター衣装でご登場でした。今回の壮さん、妙にムーディー(?)な役回りが多くてププって思いました。いや楽しかった。特筆すべきはやはり、壮さんがムチを得意げにブンまわす場面と思います。彼、イキイキしすぎです…。しかも、中日のときと比較して「得意げ」を脱しつつあるように感じてドキドキしました。つまりは、本気でステキだった…。いや前からステキなんだけど、男役度がドカンと上がった感じ。いやーんどうしよう。キャアキャア! …ゴホゴホ。声が音楽に負け気味な気がしたのは、会場の音響のせいかしら…。それともお疲れだったのかしら。フィナーレでヨロリとするところを見てしまった。ああでもそんなところもたまらないわ、とか思っている私が疲れているのでしょうか。あー、えりたんたまらんなあ!
ショーの内容について、ほとんど触れておりませんな。真飛さん、女役はフツーに「女装」でした(笑)。素顔は美人さんなのにねえ(笑)。マイカゼさん似のかわいい娘役ちゃん(フィナーレでまっつと組んでいる)がすごく気になったのですが、あとから白華れみちゃんだということを知りました~。滅茶苦茶好みだわ。月組から異動したのでしたっけ。月組はここ数公演ろくに観てなかったですからな…。……。お芝居では衛兵隊家族だったのでしょうか?(途中から傍観モードになっていたので記憶がないっ)