「ソロモンの指輪」「マリポーサの花」のメモ。
「ソロモンの指輪」。
印象深かったのは、海っぽい場面と、陽気であやしげな宗教めいた(おおお…)場面でしょうか。いやほんと、「なんだかこの人たちあやしい…(笑)」と思ってしまいましたよ…。なんか雰囲気がね~。
ラギくんとシナちゃんを徹底して追うぞ、と意気込んでいたのですが…、暗がりばかり探してみつからなくて、仕方なく明るいところに視線を戻したら、目立つ位置にラギくんが立ってて本気でビックリしました(大概失礼なんですが)。いやー、しかも、結構長いフレーズのソロが! 何なのオギーってば! 常に良い仕事してくださいます。素晴らしいなあ! シナちゃんも探して探して見つからなくて…、仕方なくオペラをはずして舞台全体を見たら、なんか妙に背高のっぽ(笑)で登場していたという。そして、二人で銀橋渡り。うおおん、もうこの場面を見られただけで満足ですよ…。正直これくらいしか覚えてません。あとは笑顔が死ぬほど似合わない(そんなところがたまらない)真波くんを追いに追いまくってニヤニヤしていたらあっという間に終わってしまいました。30分は短すぎるー。わたくし理解力に乏しいので、オギーのショーは2回目くらいからいつもズボーとはまるんですけど、今回は見られるかどうか…というか芝居に耐えられ…あわわゴホゴホ
「マリポーサの花」。
マリポーサ、キューバの国花なんですってね。舞台がキューバだということ、物語がかなり進んでから気付きました。メキシコに逃げたとかCIAとか言っているので、ということは中南米か…キューバか、と。しかしこれ、「CIA」を「KGB」と勘違いし、「中南米の社会主義国家は~」と考えて出た結論でして。うわあ、思い違いバンザイですな!(やけくそ) しかもあまりにセリフを理解していない自分に愕然(笑)。
そういうことでマリポーサなのですが。「とってつけた感」がじわじわ沸いてくるのは気のせいですか。2人の思い出の花という扱いをされていたわけでもなく…、唐突にネロが壁に飾ってあるのを取ってきて、「毎年贈るよ」とか。う、うーん。つながらないよー。それとも大事なセリフを聞き逃したのかしら。ともかく、この点は霧ミラを見習って欲しかった… なんか違う気もするけど…、心意気が大事。ネロが戦う理由とか、…何というか、大風呂敷ひろげたわりにウムム感が漂うの…。
あとは、まるで「ミュージカル」になっていなかったのがつらかったです。ストレートプレイ(というのでしょうか? セリフだけの劇)も好きなのですが、宝塚の良さは歌って踊ってこそでしょうと思いますし、話だけで魅せられるほどに練られていないアワワワ えーとえーと、会話が相槌対決みたいになるところもあって、なんかリズムが滞ってしまうところがあるのですよね。ちょっと退屈してしまった部分があり残念でした。
結局は個人の好みの問題で、私はハリーの思い描く「男の美学」に共感しかねるというところもあるのだと思います。思い返してみても、ハリー作品の主役に思い入れたことって… ないかも… ガーン。主役じゃないのが魅力的なハリー作品。アレンとかファビエルとか、今回のエスコバルとか♪
ああなんだか批判ばかりになってしまい申し訳ない。ラギくんとイケメン真波くんで楽しみました。そしてウネウネパーマじゃないミズさんに早く会いたいなあ~