* 雪組 / 朝海ひかる・舞風りら / 全国ツアー
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ヤング国務大臣
どうもどうもお久しぶりでございます…
前回更新の星ベルバラと今回の間には、宙組を数回(カズさんLove)と龍星(ウメ嬢Love)と、あとオペラ座の怪人四季版などを嗜んでおったのでございます。
そちらのメモはおいおいとして(可能性低いのですが)
今回もあまり凝る余裕がないので短めですが、お付き合いくださいませ。
やたらに楽しみにしていたこの公演。万年ミズ不足の切ない身には、特効薬でございます。
ちなみに私は初演は存じていないので、初見者のコメントということでお願いします。
主人公の名、シルバ。
なんと安易な。なんて言ってはいけないのですね。
そうですよね、白鬼は白鬼だったし(パラフーダと読んでしまった方は私のお仲間です)
ともかく記憶喪失のシルバさん。実はなんとかでかんとかで…
と、どんでんがえし。
しかも何故か恋人までGet。だいぶん途中まで不運だっただけに、最後は幸せになって良かった良かった。
似た境遇(国務大臣に騙された~)でシンクロしたのでしょうね。ミシェル(シルバの本当の名)とミレイユ。同行のPさんはイマイチ納得できなかったようですが、
「宝塚は、トップコンビがくっつくものなのだ」
と説得しておきました。そしたら納得していました。
なかなかに波乱万丈で、ワクワクハラハラ、面白かったです。
しかし国務大臣はとことんワルでしたな。あそこまで悪いとすごいですな。
正塚先生、日常のまったり~な話(失業とかリストラとかさ…)ではなくて、こういう非日常な作品をもっとやってくれないかしら、と思いましたよ。
シルバ(朝海さん)。
あのフリフリブラウスに時代を感じましたが(初演の名残なんでしょか…)、お衣装が良く似合ってて素敵でしたよ。妻も子も居た…というふうには見えませんでしたが。一体幾つの設定なのでしょうね。
ミレイユに対して、ぶっきらぼうな責め立てるような口調から、次第に優しい口調に変化していくさまが良かったですな。
ミレイユ(舞風さん)。
国務大臣の奥さん。なのですが、そこに愛はないようです。おおう、冷え切った夫婦関係。
夫について、
「殺してーー!!」
なんて言えるのもすごいと思うが…。仮にも夫なのに…。
しかも夫を殺した人にくっついていっちゃうのもすごい。すごいお人だ。
レイ(ミズさん)。
シルバ(ミシェル)が記憶喪失のとき、力になった殺し屋の先輩さん。
登場時から、前髪ぴろりのステキヘアースタイルにクギツケなのだ。なんてステキなの(ファンモ~ドですいませんね本当に)
この作品の、実は一番のキーパーソンなのではないかと思ったり。それは私のヒイキ目か…。
最後、バチスタもシルバも助けたくて葛藤しまくったのでしょうね。そして、彼はシルバに殺されるつもりで現われたのだと思うのです。
いや実は、いきなり戦っていきなり死んで、しかも
「オレの死体を焼け!」
とか言い出して、私の頭の中は「???」だったのですが(しかもいきなり出て来て「任せろ」なんて言ってしまうトランティニアン(職業はなんと警察官)もどうかと思った)、あとからムリヤリひねり出した結論です。↑これ。
レイの、あの鎖骨まるだしマント姿にクラクラしていたらセリフを大幅に聞き逃してしまったのでございます…。よよよ。
バチスタは死んだのか? 死んでいないのか?
真相はどっちなの~!
「レイってずっとバチスタバチスタ言っているよね~!
私もバチスタになりたいー! バチスタいいなー!」
…と隣の席の人が叫んでいましたが(どうもミズ会の方のようでした・笑)私も強く同意いたしまする。
ジャンルイ(音月さん)。
悪い、悪すぎる! 企みまくりの国務大臣。
ちょっと役作りが若かったかもしれませんね~。爽やかさんだった…。
でも音月さんはわる~い笑顔がお得意なので(褒め言葉!)企み顔はとてもステキでしたよ。
トランティニアン(凰稀さん)、ジャンヌ(愛さん)。
陽気な刑事さんと記者さん。このお2人が登場するときは和んだわ…。ほかのときは常にどんよりしている物語でしたが(笑)。
トランティニアンと上司が言い合っているところは非常に居づらかったです(笑)。世の中の職場は皆こうなのか? いかんよ!
ほかは、シモーヌ役の早花まこさんがかわいかったですな。
笑顔の雰囲気が、なんとなくエミクラちゃん風。今後に期待でございます。
ショーについて少し。
様々な人が大活躍! という感じでしたな~。
超若い子(名前があやふやなのだがせしる君と誰か)が2人で舞台上で歌う場面とかあって、ものすごい使い方だなぁ! と感動しました。雪組ってすばらしい。
舞風さんがパンツ姿で踊るところが格好よかったです。
本公演では、貴城さんのポジションかしら?
「ハレルヤ~」
のところです。
ミズさんは相変わらずステキだったのだが、個人的にはあの「白鯨」の場面はそんなに好みなわけではなく…。ううう、すみませんね。
トランプの場面、本公演の「愛は罪だと誰が決めたのか~」(の低音部)(キャー!)が大好きだったのですが、今回の「威風堂々」の、高音部(鼻声)(キャー!)も大好きです。あとは、フィナーレの濃紺お衣装もいいですな~。
あとは、真波さんと麻倉さんをねっとりチェックしていたような感じで。
次はべるばらですかね…。