スタジオライフ、「ヴァンパイア・レジェンド」。
Bチームを見て来ました。
今回は2つの作品を、それぞれ2種類の役替わりで公演。
見るほうも熱が入ります。
まずは「ヴァンパイア・レジェンド」Bチーム、ジョージに山本さん、そして及川さん、ヴェルトに松本くん。
公演後にトークショーがついている(写真撮影OK!)な回だったのですが、昨晩からはりきってデジカメ充電していたのに、持って行くのわすれたわ…
ばかっ わたしのばかっ
ビニ傘のように気軽に買えるものではなし、忘れたのは仕方ないので、もう心のフィルムにしかと焼き付ける心意気で臨みました。
ああ、でもやっぱり悔やまれるわ。いじいじ。山本さんメインの公演だったのにー。
トークのほうはまず置いておいて、公演の話。
えーと。
8年ぶりの再演とのことですが。
これは、好みが分かれるかもしれませんなあ…。といいますか、個人的にはちょっとばかり退屈だったのでございます。
なぜかというと、登場人物(主に山本さん)が延々と独白する場面が多いのです。そのときの心情や心の動きを、だけではなく、ただ展開を口で言うみたいなところが目立っていたような。こんなに膨大なセリフを覚えるのは大変だったであろうな、とは思うのですが、せっかくの舞台なのですから、もうちょっと視覚的に見せる方向にしても良いのではないかと思ったのです。その独白の場面で集中力が少々とぎれてしまい、そのあと盛り上がり場面なったときに感情移入できずにぼーっと見てしまい。面白いのだけどそこまで入り込めなかったのが残念でございます。あと謎が謎のまま終わっているのでとても気になります。あのおかーさん(フナミン)は野放しにしておいていいのですか!?
友人は「良かった!」と言っていたので、本当に好みの問題なのだと思うのですけど。もう1つの作品「DRACULA」はまるでロープレのような楽しい展開なのですが、前回見たときは散々文句を言ったような気もしますけど、私にはこのくらいキラクな方が合っているのかも…と思いました…。
作品はこんな感じでたまにぼやっとしてしまいましたが、やはり山本さんはステキだ♪ 今回はなんと髪を伸ばされていてですね。それがまた中途半端な伸び方で(笑) 後ろで結んでいるのだけど、なんかキッチリ結べていないのでございます。そんなところもステキなのですが! 今回はとにかく服装が好みでした。ジャケットにリボンタイ♪ しかも似合うのがまたステキなのです。ジャケットの色と材質がちょっとアレでしたが、そのあたりは心眼でカバーすればどうってことないのです。たいやきが誇る、超高性能な自己都合修正機能。はー、ステキ青年はこうあるべきですよ!ちょっと痩せた気がするのは髪型のせいですかね…。
及川さんはヴァンパイアのゼーリヒです。いつまでも少年なヴァンパイアなのですな。演出の倉本さんによると、この及川やまもチームのコンセプトは「萌え」なんだそうです。まあ倉本さん好きそうだなとは思っておりましたが(そうでもないとこんな特殊な舞台をやろうとは思わないであろう) 稽古中のダメだしは「及ちゃん、萌えよ!」なんだそうですよ。で、及ちゃんもがんばったそうです。その効果なのか何なのかわかりませんが、とても魅力的なヴァンパイアでした。でもねえ、なんかやることが微妙に姑息なのですよねえ(笑)。ヘンにウソを重ねるより、もっと抗えない魅力でモワ~~という方向でも良かったのではないかと思いました。なんか、あの安っぽいウソはねえ。もにょもにょ。
ヴェルト、松本くん。かーー! かわいいのう!! ひたすらにかわいいよ…。口が半開きです。
はっ とても危ないヒトになるところでした。
しかしハンズボンが似合う方ですな。あれ? この公演ではハンズボンはなかったでしょうかね…。錯覚かしら。まるで船戸さんがいつもチャック下げているのと同じように印象が強いです(失礼なコメント)
えーと、この作品はラスト、ジョージとゼーリヒの滅茶苦茶熱情的なキスシーンで終わるのですけども。そういう、「どぎついシーン」は歌や踊りで表現ということに慣れている身としては(笑) だいぶ刺激が強かったようです。別にキライなわけではなくむしろスキなのですけど、どうもねえ。舞台は抽象的表現で良いのだと思っているのですよ。あまりリアルなものを見たいわけではないのです。というかむしろ、生々しいのは期待していません。もやもやーんな表現で充分なのです。演じる人(演出する人)と観客の、関る人皆が持つ想像力の総合芸術、それが舞台と思っています ←今むりやり言葉をつないでみましたが…あまりうまくない。勿論リアルさを求める人もいて、そういう方はミュージカルに拒否反応を示す人なのかもしれません。まあ、一個人のつぶやきということで。